岩波文庫<br> 十八世紀パリ生活誌―タブロー・ド・パリ〈上〉

岩波文庫
十八世紀パリ生活誌―タブロー・ド・パリ〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 456p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003345511
  • Cコード C0122

出版社内容情報

二百年前のパリの臭いを嗅ぎ,ぬかるみを疾駆する馬車の騒音や,物売りの声に身をつつまれる――まさにそんな思いに読者を引きこむのがこの一書.革命前夜のパリの街を隈なく歩きまわった作家メルシエ(一七四〇‐一八一四)が,大都市に生きる人々の姿をヴィヴィッドに描きだした貴重な記録.本邦初訳.収録図版多数.

内容説明

200年前のパリの臭を嗅ぎ、ぬかるみを疾駆する馬車の騒音や、物売りの声に身をつつまれるまさにそんな思いに読者を引きこむのがこの一書。革命前夜のパリの街を隅なく歩きまわった作家メルシエ(1740‐1814)が、大都市に生きる人々姿をヴィヴィッドに描きだした貴重な記録。本邦初訳。収録図版多数。

目次

1 パリ概観(大都会の相貌;パリ、または隠遁地;建築物;都の人口;雑居;おしゃべり;パリの物売りの声;一日の時々刻々;ボン=ヌフ ほか)
2 さまざまな階層の人々(八つの階級;ふたつの貴族身分;召使い・従僕;小間使い;かささぎのミサ;靴職人;金銀細工師川岸 ほか)
3 家庭・宗教・祝日(夫;女友達の友情;父親を前にした子供たち;結婚適齢期の娘;ハム定期市;復活祭の二週間 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

32
2012.01.30(つづき)L.S. メルシエ著。(浮浪者収容)作戦は成功した。しかし、大革命で逆に増えた、ブルターニュでは。住民の1/3が物乞いに。赤ん坊を乳母にまかせ、里子に出す習慣を批判し、自乳生育奨励する『エミール』(ルソー)、センセーション、流行となる。体を自由に動かせるゆったりとした服、奨励(エミール)。1772、新生児の1/3が捨て子。500年頃、フン族がパリに進攻。2012/01/30

i-miya

29
2012.01.05(再読)メルシエ著。(カバー) 200年前のパリの臭いを嗅ぎ、泥濘(ぬかるみ)を疾走する馬車、売り子の声を聞く。革命前夜のパリ。人々の姿、ヴィヴィッドに。(訳注) 〇コルネーユとラシーヌ…フランス古典主義演劇作家。 〇「モルペウスのけし」眠りを意味する。 〇哲学…知識人の間に広がった「哲学」という開明的思想をもはや無視できなくなった為政者、「テュルゴー」の諸改革(1774-1776)、例えば、同業組合の廃止、商業の自由化。2012/01/05

i-miya

25
2012.02.19(つづき)メルシエ著。  ◎建築物。 商人も王侯のような住居に住もうとする。市立病院や、施療院のベッドは昔のまま。(注)廃兵院=ルイ十四世、1670年、傷病兵のために建てた施設。バスティーユだけが持ちこたえている。巨大な石を空中に持ち上げる起重機。パリは、夏はガラガラ。2012/02/19

i-miya

24
2012.03.07(つづき)L.S. メルシエ著。 (語注のつづき) (P058)→ゴネスはパリの北12km、の町、ゴネスのパンはパリの食通には定評、もてはやされる。(P063)→アンリ4世(1553-1610)旧教に改宗、同時に新教徒の信仰の自由も認め、長年続いた宗教戦争に終止符、十八世紀思想家の好評得る、ラヴァイヤックにより暗殺。2012/03/07

i-miya

19
2012.03.08(つづき)L.S. メルシエ著。 ◎美しい二つの街路。 類従悟性、ルイ十五世広場(コンコルド広場)とロワイヤル広場(現・ヴォジェ広場)を結ぶ通り、ヨーロッパ一番だ。(絵)大通りの散策、通りの長さ=1リュー(4km)◎サン=ルイ島。 ◎シテ島界隈。 ◎家の高さ。 度外れた高さになったので、ブレーキをかける必要が出てきた。屋根を入れずに70ピエに制限。2012/03/09

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