出版社内容情報
一九一一年,女性の覚醒をうたった平塚らいてうの誇らかな宣言を掲げて雑誌『青鞜』は産声をあげた.本書は創刊以来の全五二冊から代表的論文四○篇を選んで収めたもので,どの一篇にも「新しい女」たちの真摯な叫びが溢れている.かれらは偏見に抗して封建的家制度や良妻賢母主義と闘い,女性自身の愛と性の自由を追求したのである.
内容説明
1911年、女性の覚醒をうたった平塚らいてうの誇らかな宣言を掲げて雑誌『青鞜』は産声をあげた。本書は創刊以来の全52冊から代表的論文40篇を選んで収めたもので、どの一篇にも「新しい女」たちの真摯な叫びが溢れている。かれらは偏見に抗して封建的家制度や良妻賢母主義と闘い、女性自身の愛と性の自由を追求したのである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりお
15
平塚らいてうをはじめ、様々な「新しい女」が女性に対する古き慣習、抑圧と闘うため、この「青鞜」に文を寄せる。女性の地位向上、立場の改革のためとして現れたこれを、喜ばれつつも、文の端々にその行いを侮蔑し抑圧しようとする存在が見える。しかし彼女らはその侮蔑から、古い習慣が深く根を下ろし絶ちきる難しさを分かりながらも、「新しい女」と名乗り続ける。2016/12/21
双海(ふたみ)
15
「女性よ、芥の山を心に築かんよりも空虚に充実することによって自然のいかに全きかを知れ。」(らいてう)2014/08/02
CCC
11
日本フェミニズムの走りであろう論文集。生活に強い意識を持ち、経済基盤が女性に与えている影響を考える、といった面が見られたのが興味深かった。そうか。この人達は「現実」と戦っていたんだなあ。と、読んでみてはじめて感慨が湧く。2018/06/09
真琴
6
「女性よ、芥の山を心に築かんよりも空虚に充実することによって自然のいかに全きかを知れ。」平塚らいてうを中心に創刊された日本最初の女性のみによる文芸誌『青鞜』。女性解放を訴えてきた諸先輩方がいたからこそ、今の女性の地位があるのだと改めて実感した。2025/07/27
もっぴー
3
すごく面白い。単に女性を制度的に男性と平等にするのではなく、それを手段として自己の内面生活を重んじるらいてうの思想に惹かれて読んでみた。でも他の人たちの論文もとても良い。2014/10/17
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