内容説明
『明六雑誌』は文明開化期に様々な問題について啓蒙的な議論を展開した、日本近代思想を考える上で逸することのできない基本文献である。下巻には第二十九号から第四十三号までを収録。巻末に「執筆者別論説索引・掲載一覧表」「語句索引」を付載。
目次
網羅議院の説(西周)
自由交易論(西村茂樹)
教門論疑問(1)(柏原孝章)
明六社第一年回役員改選に付演説(森有礼)
人材論(津田真道)
教門論疑問(2)(柏原孝章)
人民の性質を改造する説(中村正直)
夫婦同権の流弊論(上)(加藤弘之)
夫婦同権の流弊論(下)(加藤弘之)
脩身治国非二途論(西村茂樹)〔ほか〕