出版社内容情報
死後,魂はどこへ行くのか.本書は,宇宙の開闢から天・地・泉の生成と形象,その過程を貫く神々の功業を明らかにし,それにより死後の霊魂の行方を知って「心の安定(しずまり)」を得られると説き,国学的宇宙論の新たな展開を示す.
内容説明
古学の徒は大倭心を堅固にもつことが肝要であり、そのためには「霊の行方の安定」を知る必要がある。そこで、宇宙の開闢から天・地・泉の生成とその形象を、十箇の図と古伝により説明し、その過程を貫いている神々の功業を明らかにして、霊魂の行方を論じた書。篤胤の幽冥観を確立し、国学的宇宙論に新たな展開をもたらした重要著作。