岩波文庫
報徳記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003304518
  • NDC分類 157.2
  • Cコード C0123

出版社内容情報

本書は,日本が生んだすぐれた哲人であり経世家である二宮尊徳翁の生涯の伝記である.著者は翁の門下にあること18年,翁を理解すること最も深き富田高慶(1814‐1890)である.翁の体験が,――事業が直ちに指導原理であり,指導原理が直ちに事業であった翁の体験が,全篇の上に如実に力強く具現されているのはゆえなきことではない.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろゆき

3
漢文書き下し。難読漢字には読み仮名あり。巻末に年表もあって親切。私には、富は勤勉から始まるみたいなイデオロギーの装置として利用されてきたとしか印象がなかった二宮尊徳だが、この本を読んで、少し見直したぞ。趣としては顕彰碑の説明書きのようにも見えるが、立て直しの仕事人二宮翁がおもむく百姓、商家、大名家などで発生する軋轢や、受け入れる側の逡巡がよく書かれていて、歴史小説として読んでも面白い。 2020/12/27

耳目之学(不定期更新中)

3
内村鑑三の『代表的日本人』で二宮尊徳の業績を知りました。とても感動したので弟子の富田高慶が書いた尊徳の伝記『報徳記』に手を出してみました。この本は非常に古いので、本文は漢文の書き下し文でけで漢字は旧字体のオンパレードです。例えば「歸る」は「帰る」、「晝」は「昼」、「盡くす」は「尽くす」、「舊い」は「旧い」などなど初めて見る漢字が多すぎます。漢和辞典を引きながら少しずつ読むしかありません。今回は文字を読むだけで精一杯で中身の理解はいい加減になりました。尊徳カッコイイぐらいの感想しかないです。要再読ですね。2011/04/28

わーいわーい

1
とても難しい。漢詩かと見紛うほど。二宮先生の偉業を伝えようとする弟子の尊敬の念が伝わってくる。2018/07/20

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