文春新書<br> ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか―デジタル時代の総力戦

個数:
電子版価格
¥1,001
  • 電子版あり

文春新書
ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか―デジタル時代の総力戦

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月10日 12時00分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166614042
  • NDC分類 319.380
  • Cコード C0295

出版社内容情報

最前線! リアルタイムの戦争研究 

グローバリゼーションが進んだ世紀におけるウクライナ戦争の開始は、
「終わらない戦争」の始まりを告げる出来事となった。
見えない情報の行き交うサイバー戦、イーロン・マスクのスターリンクに
代表される民間による宇宙利用もが戦争の命運を握る。

ウクライナ戦争以後、戦争はどう変わったのか?
米中の覇権争いでは終わらない新たな問題群を前に、
台湾有事を抑止することは可能なのか?
ロシア・ウクライナ戦争をケーススタディに、
「大国間競争」に埋め込まれた「終わらない戦争」について考える。

内容説明

ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか、終わりとすればどのような道があるのか。米中という「大国間競争」の時代に、抑止の破綻として引き起こされた戦争の内実を多角的に分析し、戦争終結に向かうシナリオを示す。私たちはこの戦争から何を学べるのか。

目次

第1章 ロシア・ウクライナ戦争はなぜ始まったのか(高橋杉雄)
第2章 ロシア・ウクライナ戦争―その抑止破綻から台湾海峡有事に何を学べるのか(福田潤一)
第3章 宇宙領域からみたロシア・ウクライナ戦争(福島康仁)
第4章 新領域における戦い方の将来像―ロシア・ウクライナ戦争から見るハイブリッド戦争の新局面(大澤淳)
第5章 ロシア・ウクライナ戦争の終わらせ方(高橋杉雄)
終章 日本人が考えるべきこと(高橋杉雄)

著者等紹介

高橋杉雄[タカハシスギオ]
1972年、神奈川県生まれ。防衛省防衛研究所防衛政策研究室長。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了、ジョージワシントン大学コロンビアンスクール修士課程修了。専門は現代軍事戦略論、日米関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

27
23年6月。ほか福田淳一、福島康仁、大澤淳。戦争は始まってしまうと、終わらせることが難しいということを再認識させられたが、なぜ始まったのか、なぜ抑止できなかったのかを考えることはこの戦争をどう終わらせるのか、いつ終わるのか、そして東アジアという世界で最も厳しい安全保障環境に置かれている日本はどうあるべきなのかを考える上で重要だろう■ジョージアにおける南オセチア紛争などを見るとそもそもロシアには戦争あるいは紛争を終わらせるつもりはなく、紛争状況を継続させようとしているようにも思える。(続く)2023/08/10

kan

25
ロシア・ウクライナ戦争だけではなく台湾有事も含め、終結が難しい戦争をそもそも始めさせないように抑止力を強化する重要性がよくわかった。ここまで泥沼化するとは思わず、もはや終結シナリオが浮かばない。書かれている内容はさまざまな書籍ですでに述べられていることも多かったが、DIME(外交・情報・軍事・経済)全体の政策手段の重要性と有効性、民間セクターを含む宇宙空間の軍事利用、ベラルーシのワイルドカードシナリオ、戦術核と戦略核の使用シナリオなど、興味深い考察も多くあった。2024/01/28

moto

22
ウクライナ戦争の、2023年5月時点の中間報告。第1章の高橋論文は、国際政治理論と結びつけた考察を行っている。またこの戦争がアイデンティティを巡るものであることも指摘されている。第3~4章では宇宙やサイバーなど、この戦争の「新しい側面」に焦点を当て、「デジタル時代の総力戦」としての側面を描く。2023/07/02

ザビ

15
なぜ終わらないのか?…それは利権ではなく国のアイデンティティをかけた戦いだから。ロシア(プーチン)はウクライナを「ロシアの属国」になるべきと考え、ウクライナは「ロシア支配は明確にNO」。これは埋めようのない差だろう。でも本質は本当にそこか?例えば北朝鮮が半島一国になるべきと韓国を侵略したとしても、世界(米中)の軍事・外交バランスであっという間に封じ込められるだろう。ロシアの侵略戦争を止められないのは、ロシアが核含めた強い軍事力を持っているから。最終決着は暴力がモノを言う世界、誰も望まないと信じたい。2024/04/03

Melody_Nelson

11
ご活躍中の高橋氏のパートでは、ロシアがウクライナに侵攻する流れから、どのような終わりになるかまでが書かれている。中国が台頭して、アメリカがアジア重視になった間隙を突いたロシアだが、この戦争の「終わらせ方」は非常に難しいことがわかる。ワイルドカードイベント(政変とか)が発生してくれれば…と思ったものの、ルカシェンコ復活しちゃったし。この他には、第4章の大澤氏(新領域における戦い方の将来像)が面白かった。一体、この戦争はいつまで続き、落としどころはどうなるのか…。2023/08/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21329948
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品