出版社内容情報
藩政改革,殖産興業政策を勧めた薩摩藩主島津斉彬(1809‐1858)は活眼達識な開国論者であったが,明治維新を見ることなく病没した.「撮影術」「蒸気船製造」「洋式砲術」などを意欲的に学び,藩内の製糖,陶磁器製造,甘藷酒製造の奨励・改良を率先して行ない,広い見識をもった斉彬の先駆的な思想をうかがい知る一書である.
藩政改革,殖産興業政策を勧めた薩摩藩主島津斉彬(1809‐1858)は活眼達識な開国論者であったが,明治維新を見ることなく病没した.「撮影術」「蒸気船製造」「洋式砲術」などを意欲的に学び,藩内の製糖,陶磁器製造,甘藷酒製造の奨励・改良を率先して行ない,広い見識をもった斉彬の先駆的な思想をうかがい知る一書である.