岩波文庫<br> 世界の十大小説〈下〉

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岩波文庫
世界の十大小説〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 349p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003225455
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0198

出版社内容情報

イギリスの作家モームが,世界文学のなかから小説10篇を選び,その作者と作品について実作者の視点から論じたユニークな文学論.小説を読む楽しさを主眼に,作者の生れ育った環境や性格,日常生活や人間関係などからその人間像に迫り,作品が生みだされる過程を生きいきと描く.高慢と偏見,赤と黒,戦争と平和など.(解説=菅野昭正)

内容説明

「結局のところ、作家が読者にあたえ得るものと言っては、自分自身をおいてほかにない」とモームは言う。(下)では『ボヴァリー夫人』『モウビー・ディック』『嵐が丘』『カラマーゾフの兄弟』『戦争と平和』の五篇について語った後、作家十人がそろって出席する想像上のパーティが開かれる

目次

7 フローベールと『ボヴァリー夫人』
8 ハーマン・メルヴィルと『モウビー・ディック』
9 エミリー・ブロンテと『嵐が丘』
10 ドストエフスキーと『カラマーゾフの兄弟』
11 トルストイと『戦争と平和』
12 結び

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

111
この十大小説の後半には、「ボヴァリー夫人」「モウビー・ディック」「嵐が丘」「カラマーゾフの兄弟」「戦争と平和」の作者の生涯と作品論が掲載されています。「モウビー・ディック」は映画と簡約版では鑑賞したことがあるのですが、そのうちに原作を読んでみたい気が起きました。「結び」では十大小説の原作者たちが一堂に会している様子が描かれそれぞれの人物たちの性格がカリカチャイズされています。すっかり忘れていましたが楽しい本でした。2024/07/04

いちろく

29
作家が生み出した作品が自身の分身ならば、作家自身について追求していく事は結果的に作品そのモノの理解に繋がる。そのコンセプトは下巻も変わらず。「ボヴァリー夫人」「モウビー・ディック」「嵐が丘」「カラマーゾフの兄弟」「戦争と平和」について、W.S.モームさんが切り込む。上下巻合せて10作品10人の作家さんに着いて描かれてきた書評が、最後に物語として繋がった瞬間は歓喜でした。ただ、もっと若い時にこの本に出会っていれば、海外文学に対する自分の中の印象がもっと違ったモノになっていたはず。その点だけは、悔いが残る。2016/04/06

きゃれら

19
作家の評伝はたいていその作家及び作品を深く愛する筆者の手によるから、作品の欠点だったり作家の人間性の不都合なところは手加減されてるものだが、本書は同業者である筆者が容赦なく書いている。あまりにも辛辣な箇所もあり、本当は嫌いなの?とさえ思うことも。確かに作家本人たちはあまりお知り合いになりたくない感じではある。しかし作品の欠点は筆者が繰り返すように真価を貶めていないし、かえって魅力を引き立てていたりする。モームさんは皮肉・逆説が得意?読了後はこれらの作品を再読したくなったから、さすがというよりないのかも。2023/07/15

ソングライン

17
下巻でも、作者の生涯をその恋愛、性癖、収入まで詳細に語り、それらが作品にどのように影響したかを述べていきます。時に、辛辣な言及もありますが、巨匠たちへの尊敬、作品への愛が感じられます。下巻ではフローベル「ボヴァリー夫人」、メルヴィル「モウビー・ディック(白鯨)」、エミリー・ブロンテ「嵐が丘」、ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」そしてトルストイ「戦争と平和」を取り上げています。2020/02/28

むっしゅ

14
下巻は以下5作の解説+結び。 ボヴァリー夫人|モビー・ディック|嵐が丘|カラマーゾフの兄弟|戦争と平和 10書解説終えて。 まず作家、お金や恋愛・名声等欲望に溢れ不埒な生き方をした者が多く、意外性/面白さ/親近感/人間味等を感ず。 また其々病的な変わり者だが、その性格故に優れた小説が生まれたと考えると複雑な気持。 各書と作者に愛着が深まる。 結び章、10人参加の仮想パーティー後の感想は個々の性格を表す描写が非常に愉快。 作家・小説への深い考察は学びに。創作能力に情熱! 著者の探究心や技量に感心。2025/03/08

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