岩波文庫<br> ウィンダミア卿夫人の扇

岩波文庫
ウィンダミア卿夫人の扇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 124p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003224540
  • NDC分類 932
  • Cコード C0198

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YO)))

30
大変面白く読んだ。 サスペンスフルな構成の中で─皮肉もふんだんに交えながら─善悪の彼此を相対化して問題外にまでしてしまう、如何にもワイルド的な。とりわけ、謎の女、アーリン夫人が出色だと思う。悔恨や葛藤を抱えつつも優雅で洒脱な振る舞い、「気紛れに善をなす」ような、複雑で、これも実にワイルド的な人物造形だと言えるだろう。 ヴィクトリア朝の社交界の雰囲気も味わえる。 2017/12/02

藤月はな(灯れ松明の火)

7
夫が愛してくれないと嘆く夫人が恋の駆け引きによって駆け落ちしそうになる所はまさにロマンス小説。しかし、そこには裏があり、ウィンダミア卿が醜い真実に蓋をして夫人が清らかな存在でいられるように接していくというオチがスパイスを効かせてより一層、夫婦愛に着目していったと思います。2012/07/12

ジョニジョカ

0
決して美談で終わらせない最後のツイストが痛快2017/02/02

にゃら

0
早く言っちゃえーーーーもどかしいぜーーーー2017/01/18

Kn

0
たった1日の間に起こるドラマを全四幕で描く戯曲。最後はハッピーエンドだけれど、お互いに真実が伏せられているという構図になっている。そして台詞回しの巧みさ。ユーモアと皮肉に満ちた台詞の応酬は、それだけで面白い。2013/06/05

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