出版社内容情報
次郎の中学時代。兄恭一とその友人らの感化により、また朝倉先生が主宰する「白鳥会」に入会することにより、次郎は人生を深く考えるようになる。無計画のうちに強行した筑後川上流探検、宝鏡先生とのトラブル、実父が営む酒屋の番頭の不始末などのエピソードを通して、急激な精神的成長をとげる次郎の姿をつぶさに描く。(全五冊)
内容説明
朝倉先生が主宰する白鳥会に入会して、人生を深く考えるようになる次郎。無計画のうちに強行した筑後川上流探検、宝鏡先生とのトラブル、実父が営む酒屋の番頭の不始末などのエピソードを通して、急激な精神的成長をとげる次郎の姿をつぶさに描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひでお
5
引き続き次郎の成長譚。多感な青年期に、世間の厳しさを知り、現実と理想のギャップに苦しむ姿は、自然と感情移入してしまいます。しかしながら、時代がちがうとはいえ、少し出来すぎの理想化された教師は、若干違和感もあります。だって、そんな都合よく救いの手を差し伸べてくれる人ってなかなかいませんよね。それでは次巻に続きます。2021/02/27
しゅんどーん
2
少年から大人への過渡期を迎えた次郎。物語としてそれほど進展はないが、次巻の展開を予感させるようなキーワードがたくさんあった。白鳥芦花に入る(美しい白鳥は芦の群れに隠れて群れを美しくする)、円を描いて円を消す(自分の過ちを素直に認める謙虚さ)。2023/09/24
icelandblue
0
面白いです。2023/08/07
おちょま
0
青空文庫で読んだ2023/03/30
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