出版社内容情報
抱月(1871‐1918)は混迷期の明治文芸界の中にあって,創作,評論,新劇指導の実践と理論に活躍したが,なかでもわが自然主義文学を理論づけ,近代批評の精神を確立した功績は大きい.逍遥,鴎外の後をうけ,その豊富な知識と犀利な論理を駆使した多くの評論は,わが自然主義論の経典ともいうべく,文芸史上不滅の光芒を放っている.解説=片岡良一
抱月(1871‐1918)は混迷期の明治文芸界の中にあって,創作,評論,新劇指導の実践と理論に活躍したが,なかでもわが自然主義文学を理論づけ,近代批評の精神を確立した功績は大きい.逍遥,鴎外の後をうけ,その豊富な知識と犀利な論理を駆使した多くの評論は,わが自然主義論の経典ともいうべく,文芸史上不滅の光芒を放っている.解説=片岡良一