内容説明
銭湯の“今と昔”がまるわかり!
目次
町田忍×タブレット純 「銭湯放談」inタカラ湯
威風堂々たる“宮造り銭湯”
北千住銭湯ゴールデントライアングル!?―伝説地帯を町田忍さん&タブレット純さんがちょっとお散歩
今、訪れるべき東京銭湯12
江戸の銭湯事情をちょいと覗き見。―ジオラマでタイムトリップ!
今も現役!江戸時代創業銭湯
地方のゲキシブ銭湯10
ストイックなる“熱つ湯”の世界
銭湯の新しいカ・タ・チ
著者等紹介
町田忍[マチダシノブ]
1950年、東京生まれ。大学卒業後、警視庁警察官を経て、庶民文化における風俗意匠の研究を続ける。パッケージ、空き缶類をはじめ、さまざまなものを多岐にわたって収集し、それらをテーマにあらゆる角度から調査研究している。とくに銭湯研究にかけては第一人者で、自他ともに認める銭湯博士。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
55
懐かしの銭湯から、古きを生かし、新しくなった銭湯も。以下メモ。ビアマスターのいる銭湯。巨大な本棚に支えられ、いつまでも互いしたくなる東京浴場。銭湯といえばケロリン、私も実は知らない、けれど懐かしさを感じるあの黄色よ。興味深いのは、三助さん、という職があったこと。なんでも銭湯において男女関係なく依頼があると洗い場で客の背中を流し、マッサージする番頭さん。沖縄にも銭湯が。銭湯の新しい形といて、再生する取組は徐々に広がりつつある。全く異なる形態で復活する形。2024/06/22
あじ
34
銭湯研究の第一人者と呼び声高い筆者は、今や富士山のペンキ絵を手掛けるほどになった。飽くなき探求心と記録魔の使命は湯枯れを知らず、全国を行脚し続けています。コロナ禍の最中、閉湯となった北千住の「大黒湯」は、行きたい銭湯の“先頭”だっただけに悔やまれてなりません。その一方で新しい主体の銭湯にも惹かれました。お客の背中を流した「三助さん」の話、ケロリン桶の雑学など初心者から楽しめる総合的な仕上がりとなっています。◆併せて読むなら…「銭湯遺産」&「銭湯:浮世の垢も落とす庶民の社交場」共に町田忍/著2021/11/17
neimu
32
家人蔵。町田先生とは10年越しのお付き合いになった家人。街歩きのお蔭で人の輪に慣れ、人の輪を作り、歩き回ることが大好きになったのはいいこと。旅先でふらりと先頭に入る楽しみ、消えゆく銭湯文化を残そうとする活動、ペンキ絵や看板、独特の建築、店内注意書きや風呂桶に至るまで。文化の楽しみ方というのは様々、市井の生活に息づくあれやこれや、東西の違い、入浴のマナー。最近は家風呂で育ち、銭湯はおろか、ホテルや入浴施設の使い方も知らない、恥ずかしいから入れないという人も増えた。銭湯から世界が見える、時代がわかる一冊。2025/07/15
HMax
29
銭湯雑学本。最盛期の昭和43年に2600軒、40年程前でも1800軒あった東京の銭湯、今ではたったの500軒。絶滅する前に行っておこう。知らなかったけど東京の銭湯に宮造りが多い理由は?2022/11/20
kei-zu
19
先日訪れた東京都大田区の蒲田温泉が取り上げられていたので手に取りました。利用者が多いのか、都内には銭湯が残っているのがうらやましい。銭湯の紹介(写真多し!)の合間に掲載されるコラムが楽しく、訪れることはないであろう各地の銭湯もある中、ページをめくる手が止まらない。さあて 、次はどこの銭湯に行こうか。2024/05/11