岩波文庫<br> 硝子戸の中 (改版)

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岩波文庫
硝子戸の中 (改版)

  • 夏目 漱石【著】
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  • 岩波書店(1990/04発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 144p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784003101124
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

自己を語ることに寡黙であった漱石が「自分以外にあまり関係のない詰らぬ」事を書くとことわって書いた連作エッセー.記憶の底に沈んでいる体験や回想に光をあてることで静謐にして一種不思議な明るさに充ちた表現世界を生み出している.この作品は『こころ』のあと『道草』の前という漱石の晩年に書かれた. (解説・注 竹盛天雄)

内容説明

自己を語ることに寡黙であった漱石が「自分以外にあまり関係のない詰らぬ」事を書くとことわって書いた連作エッセー。記憶の底に沈んでいる体験や回想に光をあてることで静謐にして一種不思議な明るさに充ちた表現世界を生み出している。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

111
漱石のエッセイでもう何度目かの再読です。朝日新聞に37回連載されたもので日常のことがかなり細かく書かれています。漱石の内面を吐露している部分が多く、反省したり怒ってみたりで漱石の人物もわかりやすい気がしました。また当時の生活事情などもよくわかります。読みやすく短いエッセイなのでまた読みたくなるという気がします。2022/10/21

Gotoran

62
1915年(大正4年)1月~2月に「朝日新聞」に連載されたと云う漱石最後の三九篇の随筆を収録。修善寺の大患後胃腸病で単調な日々を送っていた自宅の『硝子戸の中』から垣間見た世間や身辺の人々のことや思い出が、気の赴くままに綴られている。自身の幼少時のこと、両親・兄弟・親戚のこと、旧友のこと、金銭的な拘りなどなど、漱石の日常を垣間見ることが出来た。また晩年の漱石の心象をも窺い知ることが出来た。2022/03/30

ころこ

38
硝子戸の中の、限られた空間です。しかし、現在と生い立ちに遡る時間が、反射する硝子戸に込められています。ある観点による、39個、26話の似たエピソードの集積になっています。これらの話には、同類の話が多いという明確な特徴があります。例えば、①写真の撮影を強要される。(2)短冊を書くことを強要される。(12)(13)②座敷に通された女の話。(6)(7)似たような女が現れる。(11)さらに似たような女の話。(18)③泥棒が入った。(14)従兄が居候していた。(17)④飼い犬が病気になる。(5)飼い猫が病気になる。2020/01/03

あきあかね

33
 先日初めて訪れた早稲田にある漱石山房記念館は、漱石の書斎が復元されていて、客との会話を楽しむ漱石の姿が目に浮かぶようだった。芭蕉などの庭木が、静かに雨にうたれているのも趣きがあった。 漱石の最後の随筆集となった本書には、多くの人びとが現れる。一期一会という言葉が相応しい、人生の中の一時におけるうたかたの出会い。現在の出会いもあれば、遥かな過去の思い出もある。 今は北辺の樺太で教師をしている大学時代の友人に会った際の、ふたりの間に横たわる大きな時間の存在。白く美しい顔の女性の死への手向けの句⇒2019/07/01

こうすけ

30
夏目漱石の、『こころ』の後に書かれたエッセイ。気軽に読めて結構面白い。ファンに押し掛けられたり、記者に無理やり笑顔の写真を撮らされたり、人気作家って大変なんだなぁとしみじみ思う。死は生よりも尊い、とか、人は恥をかくために生きている、とか、かなり厭世的なところも良い。犬や猫への愛情も感じられる。当たり前だと言われそうだけど、それにしても文章がめちゃくちゃうまい。2022/04/14

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