出版社内容情報
家族再生のために「おふくろの味」の代表料理をとことん探る。
日本人ならだれもが知っている「肉じゃが」。古い本を見てみると、らしきものはあるが、今の「肉じゃが」とは違う。昭和40年代の料理本をめくっても、「肉じゃが」の名はどこにもない。「肉じゃが」はいったい、いつ頃登場した料理なのか? 「おふくろの味」という「肉じゃが」の冠はウソなのか? それじゃあいったい「肉じゃが」はだれによって考案され、どのようにして、全国に広がったのか? 数々の「肉じゃが」の謎を解き明かすと、現代日本が抱える食文化のゆがみにたどり着き、それは子供たちの問題にも直結する。解説・江川紹子
内容説明
日本人ならだれもが知っている「肉じゃが」。古い本を見てみると、らしきものはあるが、今の「肉じゃが」とは違う。昭和40年代の料理本をめくっても、「肉じゃが」の名はどこにもない。「肉じゃが」はいったい、いつ頃登場した料理なのか?「おふくろの味」という「肉じゃが」の冠はウソなのか?それじゃあいったい「肉じゃが」は、だれによって考案され、どのようにして、全国に広がったのか?数々の「肉じゃが」の謎を解き明かすと、現代日本が抱える食文化のゆがみにたどり着き、それは子供たちの問題にも直結する。
目次
第1章 肉じゃがは謎だらけナノダ
第2章 アッチでもコッチでも肉じゃが戦争ナノダ!
第3章 じゃがいもは世界史に登場以来、貧しい者の味方だった!
第4章 ついでにじゃがいもの日本史も見てみるノダ
第5章 肉じゃがはなぜ“おふくろの味”の代表料理になったのか?
第6章 肉じゃがが真に“母の味”になるとき豊かさは本物になる
著者等紹介
三本章[ミモトショウ]
1948年、北海道生まれ。「おふくろの味」評論家。大学を卒業後、出版社に入社。家庭実用のムックや料理誌、男性誌、ビジネス誌、書籍などを担当する。多くの料理本の出版に携わるなかで、「日本人の食文化」の四半世紀の変遷に着目、とくに子供のころから慣れ親しんできた「じゃがいも」を中心にすえて探索し、本書を書く。その後も、食文化と社会の関わり、料理と子供の発達の関係に視点をおき、「コンビニ―食―少年犯罪」の関わりについて考察中
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