岩波文庫
頼山陽詩抄

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784003023143
  • NDC分類 919.5
  • Cコード C0192

出版社内容情報

山陽詩として既に発表された主なものは,山陽詩鈔・山陽遺稿詩・日本楽府の3書に収められている.本書はその精髄と称せられる詩300篇を選び,山陽独得の風格をそなえる各詩体によって分類し,年代順に編纂した.原詩に読み下し文を配し,訳者註を付した.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

零水亭

27
年1回ペースで読んでます。最初はクドくて、漱石先生はじめ「山陽嫌い」が一定数いるのもよく分かりましたが、何回も読んでいると、意外と癖になります。2023/04/20

零水亭

25
頼山陽の詩と言えば、第四次の川中島の戦いを詠んだ「鞭声粛粛〜」の七言絶句が最も有名と思いますが、これも含めた詠史詩では日本人では右に出る人はいないのではないでしょうか? 今回は古い硯、竹笛などから、製作時期の出来事(南北朝時代とか…)を想像する七言古詩四篇が心に響きました(蘇東坡の手法に学んだようです)。個人的な嗜好で恐縮ですが、駆逐艦「雪風」の舵輪、駆逐艦「初霜」の錨、福岡県若松港のいわゆる「軍艦防波堤」(駆逐艦「涼月」「冬月」などの船体を転用)を山陽先生がみたらどう詠むか想像してみたりしています。2021/05/19

金吾

21
○英雄叙事詩や歴史に関する詩は余り読んだことありませんでしたので新鮮であり、武士に人気があったのもわかります。私は絶句が好きなのですが、読みながらワクワクしてくる頼山陽の古詩はいいと思いました。2022/12/24

双海(ふたみ)

15
「安得類古人/千載列靑史(安んぞ古人に類して、千載靑史に列するを得ん)」・・・冒頭の詩に心打たれた。〔古人:古聖先賢、千載:永久、靑史:歴史書〕2015/10/06

零水亭

2
旧版の方(昭和18年初版)。和訳はないですが、注釈はあります。 ところで、重版での紹介ページ(表紙めくってすぐ)の「陶淵明、杜甫を愛読し・・・」と書いてありますが、これは少し違うでしょう。本文をちゃんと読めば、杜甫、韓愈、蘇軾、陸游の4人を参考にしていた旨、分かるはず。陶淵明の影響もなくはないでしょうが、山陽は政治への期待・執着はだいぶ強い人間と思います(陶淵明を特に参考にしていたのは同時代の広瀬淡窓が有名ですネ)。岩波編集部さんは、ちゃんと読んでから書いてほしいです。2019/07/11

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