内容説明
台頭する中国に危機感を煽るだけでよいのか―?駐日大使や大学教授、ジャーナリストなどによる最新の報告と提言。―日中国交正常化45周年から、日中平和友好条約40周年へ新たな世界の潮流を見つめるために。
目次
第1部 新旧「世界秩序」の移行(大転換の時代―「南北逆転」「東西逆転」の進む世界と日本の課題;新旧二つの世界の交代―日本が取るべきは「連欧連亜」の道)
第2部 複合的目線で見るアジアの真実(中国の台頭、「大国化」をどう受け止めるのか;ジャカルタから見た日本とアジア共同体;南アジアから見たアジアの未来 ほか)
第3部 日本とアジアの未来(20世紀の日本、アジアの未来への教訓;「アジアの共通意識」を喚起するには)
著者等紹介
朱建榮[シュケンエイ]
1957年、上海生まれ。中国・華東師範大学外国語学部卒、1992年、学習院大学で博士号(政治学)を取得。1986年に来日し、学習院大学・東京大学・早稲田大学などの非常勤講師を経て、1992年、東洋女子短期大学助教授、1996年より東洋学園大学教授となり現在に至る。その間、2002年、米国ジョージ・ワシントン大学(GWU)客員研究員、2007年、英国ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)客員研究員。訳書に『最後の「天朝」毛沢東・金日成時代の中国と北朝鮮』(沈志華著、上下巻、岩波書店2016年、2017年アジア・太平洋賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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