出版社内容情報
元禄7年芭蕉没するや,蕉門の徒は競って師なき俳壇に覇を争った.その結果,異なる立場による者同士にあまたの論争が惹きおこされた.その中でひときわ高く光るのは,去来と許六との士君子の論争,すなわち本書「俳諧問答」である.芭蕉俳諧の諸問題を究明するには,「去来抄」「三冊子」とともに欠くことのできない貴重な資料である.
元禄7年芭蕉没するや,蕉門の徒は競って師なき俳壇に覇を争った.その結果,異なる立場による者同士にあまたの論争が惹きおこされた.その中でひときわ高く光るのは,去来と許六との士君子の論争,すなわち本書「俳諧問答」である.芭蕉俳諧の諸問題を究明するには,「去来抄」「三冊子」とともに欠くことのできない貴重な資料である.