出版社内容情報
由緒ある家に生まれ,容姿・才芸にひいでた主人公は,大内に宮仕えする身から,最後,大坂玉造で巷を徘徊する惣嫁にまで落ちぶれてしまった.作者(一六四二‐九三)は,一人の女の遍歴するさまざまの売色的職業を描写することによって,元禄期の社会,そしてその中を生き抜いた女たちの実像に迫ろうとする.
内容説明
由緒ある家に生まれ、容姿・才芸にひいでた主人公は、大内に宮仕えする身から、最後、大坂玉造で巷を徘徊する惣嫁にまで落ちぶれてしまった。もう化粧で老をかくしても誰も見むきはしない。作者は、一人の女の遍歴するさまざまな売色的職業を描写することによって、元禄期の社会、そしてその中を生き抜いた女たちの実像に迫ろうとする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
fseigojp
23
映画原作 田中絹代主演 すさまじい女の一生 2015/10/01
AR読書記録
3
現代語訳がついてるわけじゃないので、さてどこまでわかってるか問題ですが、ともあれ女のバイタリティってすごい、と思います。“売笑的商売”に、もちろんつらさやりきれなさはあり善悪やら倫理やら問うたらどうかという面はありますが、江戸時代でも女一人で生きていかれる手段はいろいろ(堅い商売も)あったのねというのは一つの気付き。で、すごいのはバイタリティだけではなく、悋気に策略に手練手管に、昔から女は変わらないものだな... そうして男遍歴の果て、五百羅漢を見る場面で、物語はぐっと深くなりましたね。うん面白かった。2014/12/10
ぜっとん
3
最終章の畳み方が鮮やかで、一篇の小説として端的にクオリティが高い。うぶめと五百羅漢が好き。ここに至るまでのごたごたはだいたい田中絹代で再生されていたのだが、若いみそらはそれはそれで面白いが年を取ってからのほうが味が出る。あの化け猫の件とかも好きだ。2014/09/24
Gen Kato
0
溝口健二の映画『西鶴一代女』は何度も観たけど原典は初読。女主人公、映画以上に流転の生涯です。てか、転がりすぎ(笑) 2013/11/03
牛歩
0
解説を先に読むとガイドとなって読解しやすくなる/悋気講・女同士で旦那の悪口を言い合う/美人の条件(P33~)2011/07/09




