岩波文庫<br> 保元物語

岩波文庫
保元物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 119p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003010815
  • NDC分類 913.432
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「平治物語」とともに日本文学で最初の完成された軍記物語である.鳥羽法皇崩御によって風雲しきりに動きついに崇徳院が讃岐の地へ流されるまでの約1カ月の経緯を中心とし,源平両氏が合戦の衝にあたり,骨肉相殺傷する悲劇である.為朝はここに全局を支配する花形役者として大写しに描かれ,いわば為朝の英雄譚ともいうべきものである.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

235
作者、成立年ともに不詳だが、『平家物語』との先後が問題になるくらいに、ごく早い時期に成立した軍記。鎌倉初期頃か。題名が示すように、保元の乱の顛末を描く。事件の記述そのものは概ね史実に忠実に語られる。本書の構成上の特質として、ここには二つの基軸が存在する。一つは、新院(崇徳院)を中心とした事変の記述である。そして、この物語は、鎮西八郎為朝を主人公とした豪傑物語としての側面をも強く持っている。そして、作者の想像力(それは伝承の集大成でもあるのだろうが)が傾けられるのは、後者である。当然、語りの調子も熱を帯び⇒2025/11/26

マッピー

22
物語といっても小説ではない。わかりやすく言えば『実録・保元の乱』ってところでしょうか。年中行事について細かく記録したのが貴族の日記とすれば、大きな出来事についての記録となっています。本当に面白いのは、乱に至るまでの経緯なんですよね。同時代人に向けて書かれている記録書なので、どうでもいい人名はしつこく書いているくせに、肝心な人名は恐れ多くて遠回しにしか書いてくれていない。『保元物語』は、児童書かマンガで読んだ方が絶対面白いと、今回原文で読んで思いました。誰か書いて。2025/01/17

金吾

22
同族相剋の源氏が印象的なため、メインと思われる上巻よりも下巻の方が面白かったです。文章のテンポがいいため読みやすい一冊です。2022/04/07

ダイキ

6
清々しきかな鎮西八郎爲朝、嗚呼。「是は何と云事ぞ。敵すでに寄来るに、方々の手分をこそせられんずれ。只今の除目物惣也。人々は何にも成り給へ。爲朝は今日の蔵人とよばれても何かせん。只もとの鎮西の八郎にて候はん」2017/02/19

garyou

4
為朝がモンスター過ぎる。「連邦の白いヤツは化け物か」つてかういふ時に使ふんだらうな。義経はほんたうは義朝の八男だけど叔父にはばかつて九郎と名乗つたといふ説や、弱過ぎてはづかしいからといふので流れて行つた弓を取りに行つた話が生まれるのもむべなるかなといつたところ。清盛が忠正を殺した理由も凄まじい。2014/10/22

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