出版社内容情報
俊成あるいは俊成の女の作といわれる本書は,83歳の老尼が記した体になっているが,文芸評論書としては最古のものである.「序」「物語の批評」「歌集の批評」「女性の批評」の4部よりなり,「大鏡」が当年の男性批評の物語であるのに対して,王朝女流批評の物語ということができる.
俊成あるいは俊成の女の作といわれる本書は,83歳の老尼が記した体になっているが,文芸評論書としては最古のものである.「序」「物語の批評」「歌集の批評」「女性の批評」の4部よりなり,「大鏡」が当年の男性批評の物語であるのに対して,王朝女流批評の物語ということができる.