内容説明
高校1年生の西倉夏希は、誰もいない防波堤がお気に入りの場所だった。ある日、いつものようにモヤモヤした気持ちを抱えながらそこへ行くと、先客がいた。初めて見る顔……と思いきや、よく見ると、園芸委員会で一緒の1学年上の永瀬碧生だった。いつもマスクを付けて前髪で目を隠していたため、すぐには分からなかったのだ。手元にあった、鉛筆で描かれた防波堤の絵を、慌てて隠される。気になった夏希は永瀬のことを調べると、以前は絵画コンクールで優勝するほどだったが、何かのきっかけで高校進学以降、コンクールなどに出ていないことが分かる。結果が出せずに陸上部を辞めた自分と重ね、先輩を知っていく内に、ひょんな事から雑誌モデルをしていることが分かるが――――。一度挫折した二人が再び輝くために取る行動とは?胸キュン青春恋愛小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
48
良かったですね。 大好きだった陸上を辞めた少女と絵を描くことを辞めた先輩。2人が辞めた理由はそれぞれ違うけど、知らなかった一面を知り、支え合うようにして再び向き合おうとする姿には応援したくなります。また、防波堤のでの2人は目に浮かぶよう。ただ、後半のシリアスな展開は蛇足に感じました…2026/03/05
たまきら
35
娘さんチョイス。陸上部をやめた娘さんには共感要素があったのかな?特に感想はなし、とはいえオカンはさわやかな青春小説だと思いました。2025/07/08
彩灯尋
16
周りの景色の描写がとても綺麗で頭の中の映像化が止まらない。元気でとにかく突っ走る主人公も可愛いし、ぶっきらぼうなのに実は優しい先輩もいちいち格好良くてどっちにもにやにやしちゃった。とても好き。読後感が気持ちがいい、爽やかな青春小説。面白かった。いくら好きなことでも逃げたくなるときだってあるよね。2025/05/27
なみ
14
大好きだった陸上を辞め、園芸委員に入った高校1年生の夏希は、先輩である碧生とペアになる。 態度の悪い碧生に、最初の方は苛立ったりするものの、彼のことを知るうちに惹かれていって──。 碧生も夏希と同じように、好きだったものから逃げていて、そんな2人がお互いに影響されながら少しずつ変わっていく姿が素敵でした。 後半はシリアスな展開もありますが、それでも最後まで読んだときに、とても爽やかな気持ちになれる作品です。 登場シーンこそ多くないものの、静香先輩の優しさや思いやりの詰まった言動が印象的でした。2025/06/06
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