出版社内容情報
子ども、高齢者、障がいのある人、そして生活に困窮する人たちを日々地域で支えている民間や自治体などのソーシャルワーカー。コロナ禍の各地での実践、法的な裏付け、よりよい暮らしのための新たな試みを具体的に語る。
内容説明
子ども、高齢者、障がいのある人、そして生活に困窮する人たちを日々地域で支えている民間や自治体などのソーシャルワーカー。コロナ禍の各地での実践、法的な裏付け、よりよい暮らしのための新たな試みを具体的に語る。
目次
ソーシャルワーカーは何ができるのか―コロナ禍での経験を通じて
相談支援とは何か―その理論的基盤
座談会 コロナとともに生きる時代に、できることとは
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
56
ソーシャルワーカーという言葉を知っていて、漠然としたイメージを持っている人が多いと思うし、自分もそれに近いと思う。読み進めながら、改めて、その意味を考えている。寄り添いながら、伴走すること。つながりに気を配りながら、手続きを選び、進めながら、その人にとって前へ進めるようにということ。物理的な給付も必要ではあるが、人は、やはりこういう点を欠くことはできない存在であると思う。何ができるのか・・・これは、一人の住民として、自分の住む町内・地域への視点としても大切にしたい。2024/09/18
ひめありす@灯れ松明の火
14
よく私も利用者さんに向けて「もーう!しらなーい!!」と怒っているので反省しました。2023/05/04
Go Extreme
3
ソーシャルワーカーは何ができるのかーコロナ禍での経験を通じて:緊急事態宣言の発令・県からの通知 中核センターでの議論 最良は一番相談者に近いところで これからにつなげるしかない 相談支援の構造 ケアを基軸として 新しい生活様式のなかで 地域共生社会に向かって 相談支援とは何かーその理論的基盤:セーフティネットとしての社会保障 伝統的な社会保障「給付」と「相談支援」 個人の自律支援としての社会保障 つながる社会の再構築 2021/03/01
薄い月明かり
2
金銭・サービスなどの実体的給付と対比して、第二の相談支援を、筆者は手続的給付としていた。このような第二の相談支援を担う福祉職が育つ環境は整っているだろうか。 相談支援の重要性が叫ばれ続けているが、それを担う者は社会的に評価されにくい。自治体職員の福祉士の中には、その資格を隠し、一般行政職でいたい者もいる。 偏った社会の評価が問題の根にあると思う。人工知能が蔓延すれば相談支援の力がいる。スキルアップする手続き(プロセス)がほしい。2022/07/31
しゅんぺい(笑)
2
相談っていう営みそのものが、手続き的給付であるっていう話がめっちゃ印象に残った。それがもたらすひととのつながりこそが、その後に残る財産っていう。2021/03/06
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