岩波新書<br> スペイン史10講

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スペイン史10講

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  • サイズ 新書判/ページ数 270p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004318965
  • NDC分類 236
  • Cコード C0222

出版社内容情報

キリスト教勢力とイスラーム勢力とが対峙・共存した中世、「太陽の沈まぬ帝国」を築きあげた近世──ヨーロッパとアフリカ、地中海と大西洋という四つの世界が出会う場として、独特な歩みを刻してきたスペイン。芸術・文化・宗教や、多様な地域性に由来する複合的国家形成にも着目して、個性あふれるその通史を描く。

内容説明

キリスト教勢力とイスラーム勢力とが対峙・共存した中世、「太陽の沈まぬ帝国」を築きあげた近世―ヨーロッパとアフリカ、地中海と大西洋という四つの世界が出会う場として、独特な歩みを刻してきたスペイン。芸術・文化・宗教や、多様な地域性に由来する複合的国家形成にも着目して、個性あふれるその通史を描く。

目次

第1講 「スペイン」の歴史の始まり 黎明期~4世紀
第2講 西ゴート王国からアンダルスへ 5世紀~15世紀
第3講 多様性のなかの中世世界 8世紀~15世紀後半
第4講 カトリック両王の統治からスペイン君主国へ 15世紀末~16世紀
第5講 スペイン君主国の衰退 17世紀
第6講 カトリック的啓蒙から旧体制の危機へ 18世紀~19世紀初頭
第7講 革命と反革命の時代 19世紀前半~1870年代
第8講 王政復古体制からスペイン内戦まで 1870年代~1930年代
第9講 フランコの独裁体制 1939年~1975年
第10講 民主化の進展と自治州国家体制 1970年代~現在

著者等紹介

立石博高[タテイシヒロタカ]
1951年、神奈川県生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。同志社大学助教授、東京外国語大学教授、東京外国語大学長をへて、現在、東京外国語大学名誉教授。専攻―スペイン近世・近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アキ

98
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の複雑な経緯を持つスペインの歴史。イベリア半島はアフリカとヨーロッパ、大西洋と地中海の四ツ辻、出会いの場。711年イスラム教が半島をほぼ支配してアンダルス時代となる。1492年カトリックのグラナダ入城でレコンキスタ完了とコロンブスのアメリカ上陸が大きな節目。マドリードがフェリペ2世に選ばれたのは歴史的経緯から離れていたからこそ。太陽の沈まね国に翳りが見えた16世紀末からムリーリョ、ベラスケス、セルバンテスなど黄金世紀と呼ばれたのは興味深い。現代の自治州国家体制までの政治史。2021/11/14

skunk_c

72
「10講」シリーズのスペイン版で、コンパクトな通史になっている。先史時代からコロナ禍までの、地域的多様性と強固なカトリック国としてのベースを押さえながら、特に近現代史はその政治的変化を割合詳細に説明してあり、ヨーロッパの中での「立ち位置」もよく分かる内容。また、ゴヤやピカソといった偉大な画家達の業績と歴史の関連付け(特にゴヤに関しては面白かった)も興味深かった(カラーの口絵がほしかった)。一方音楽については殆ど記述なし。特に代表的な大衆音楽・舞踏であるフラメンコについて全く触れられていなかったのは残念。2021/11/12

まえぞう

28
10講歴史シリーズの6冊目は、ヨーロッパに戻ってスペインです。フランコという人はやはり難しい人で、ドイツやイタリアとは違って、キリがついていない感がつきまとって理解を妨げます。一方で、ここに来てよくニュースになるカタルーニャやバスクの件は、スペインとして一体化していることの不思議を感じます。2021/10/07

A.T

23
地勢と歴史がダイナミックに関連。アフリカとの距離は最狭14キロのジブラルタル、高度3400M級のピレネー山脈によってフランスと隔たり、ポルトガルとともに欧州最西に位置し新大陸へ開かれ…。15世紀のレコンキスタによって宗教統一からのコロンブス新大陸発見、そして「日が沈まない国」への飛躍。ハプスブルク、そしてブルボン王朝を今も戴く。内戦に次ぐ内戦からの脱却が、1987年。現在では多様性を包括するスペイン。ビクトル・エリセからペドロ・アルモドバルへ、世界観の振り幅(両映画監督は1940年代生まれ!)も頷ける。2023/09/01

崩紫サロメ

22
フランコ以降までを含むスペイン通史。著者の他の本と同様、緩やかな同君連合による結合である「複合君主政」がスペイン理解の鍵になっている。かつてはそれによって「太陽の沈まぬ王国」を築いたが、広大なアメリカ植民地を統治するには時代後れな発想であり、ナショナリズムの高まる近代においては国民意識の形成を困難なものとした。現在は自治州国家体制という比較的柔軟な体制を取り、マイノリティ保護の厚さを誇る民主主義国家となっているが、「ネーション」を志向する自治州や連邦制の可能性などにどう向きあうか、様々な課題を抱えている。2021/11/04

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