岩波ブックレット<br> ファクトチェックとは何か

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ファクトチェックとは何か

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  • サイズ A5判/ページ数 72p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784002709826
  • NDC分類 361.16
  • Cコード C0336

出版社内容情報

トランプ大統領の誕生など「ポスト・トゥルース」が指摘される時代に、意図的/非意図的に流通されるニュース・言説の「ファクト」を客観的に検証するジャーナリズムの新たな手法「ファクトチェック」についての、日本初の概説書。

内容説明

トランプ大統領の発言の8割は「真実」とは言えない―「ファクトチェック」と呼ばれる真偽検証により、アメリカのジャーナリズムはそう判定した。ファクトチェックは、政治家の発言やマスメディアの報道、ウェブ上で広く流布されている情報など、社会に重要な影響を与えうる言説を対象とする。もちろんこの“道具”は、ジャーナリストだけのものではない。誰もがその担い手となりうる。ファクトチェックの作法と原則を紹介する、日本で初めての概説書。

目次

第1章 ファクトチェックとは
第2章 基本ルール
第3章 国際的な潮流
第4章 日本でファクトチェックは広がるか

著者等紹介

立岩陽一郎[タテイワヨウイチロウ]
1991年一橋大学卒業、NHKでテヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクを務め、「パナマ文書」取材に中心的に関わった後にNHKを退職。米アメリカン大学客員研究員を経て、NPO「ニュースのタネ」編集長および「ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)」の理事として調査報道やファクトチェックに取り組む

楊井人文[ヤナイヒトフミ]
慶應義塾大学総合政策学部卒業後、産経新聞記者を経て、弁護士登録。2012年、日本報道検証機構を設立し、メディアの誤報検証サイト「GoHoo(ゴフー)」を開設。17年、FIJを立ち上げ、事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1959のコールマン

50
☆5。事実は大事だ。事実に基づかない議論は意味が無いどころか有害だ。この冊子は「ファクトチェック」について簡単に説明したものである。「ファクトチェックは事実に関する言説(事実言明)を取り上げるものであって、意見や見解を述べたにすぎない言説の是非を評価するものではない」p22のであり、したがって「事実(ファクト)と意見(オピニオン)の峻別がポイント」p22となる。なお、ファクトチェックのやり方はこの短い冊子では「簡単でしょ?」といったニュアンスで書かれているが、私にはかなり難しい作業に感じた。2020/01/29

zoe

20
重要な報道について、真偽検証する。日本は文字通りに発言が事実か否かを問うと誤解している人もいる。発言された内容の正しさが公正にチェックされるのが進んだ姿。国際的にも発展途上。読者が疑問を呈する、チェック機関が対応。工数かかる。ある程度AIで絞込むのが迅速。欧州はインターネット上の情報に力を入れる。大学の中立性は、時に有用。エンマ、ピノキオ等、分かりりやすいイメージを使ったレーティングシステム。改善することをシステムへ組み込んだ「アフリカ・チェック」。著者の立ち上げた「GoHoo」。2018/08/26

武井 康則

9
まさしくファクトチェックとは何かを書いたもの。内容を評価せず、まずその言説が正しいかどうかだけを評価する。その取組の歴史、世界的な現状を説明している。議論をするに当たり、まず示されているものが正しくなければ、話にならない。ネットの記事が玉石混交と言われるが、信じられるものがなかったら、デマゴーグの拡声器でしかない。これからますます必要となる運動だ。2019/07/06

kiho

8
ファクトチェックが遅れをとっている日本…他国との比較になるほど…。2018/07/01

サトゥルヌスを喰らう吾輩

4
たとえば総理の「税収2%引き上げで5兆強の税収となります」という発言を扱う場合、日本のジャーナリズムは「ある発言が、発言されたその通りに報じられているか」を重視するので「5兆強」という発言をそのまま報じ、数字自体に疑問を投げかけることはしない。対してファクトチェックは「発言の中で示された事実が本当か」を確認するもので、「5兆強の税収となる」と断言できるような状態なのかを検証する。なので、それを担う主体は中立で透明でなければならない、とのこと。裏を取るとファクトチェックの違いなど、なるほどと読みました。2020/07/04

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