内容説明
子会社方式による生損保相互参入、ブローカー制度の新設、ソルベンシー・マージン基準の導入、算定会料率使用義務の廃止等金融自由化の中で、保険事業は大きな転換点を迎えている。保険の基礎的理解とわが国保険制度の将来を見る眼を提供する。
目次
第1章 総説(保険制度;保険制度の構造と特質 ほか)
第2章 リスクと保険(リスクの諸概念;リスクの種類とその影響 ほか)
第3章 保険市場(はじめに―保険市場の分析方法;主体均衡と市場均衡 ほか)
第4章 保険業とその規制(保険業に対する規制の根拠;保険業に対する規制の沿革 ほか)
第5章 福祉社会における保険(生活保障システムの変遷;社会保険の特質とその機能 ほか)