岩波ブックレット
ディーゼル車に未来はあるか―排ガス偽装とPM2.5の脅威

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  • サイズ A5判/ページ数 79p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784002709550
  • NDC分類 519.3
  • Cコード C0336

出版社内容情報

排ガス偽装などの不正はなぜなくならないのか。事件の背景と、知られざる排ガス粒子の危険性に迫る。

内容説明

M2.5など有害な粒子を含む自動車の排気ガス。規制強化や技術革新で改善が進み、低燃費も評価されてディーゼル乗用車の販売台数は急上昇だが、メーカーの不正発覚も相次ぎ、業界全体の体質が問われている。規制する側・される側の奮闘の歴史を振り返り、排ガスがもたらす健康被害のメカニズムを徹底解説。

目次

第1章 フォルクスワーゲン事件はなぜ起きたか
第2章 ディーゼル車とはどんな車か
第3章 日本版マスキー法からディーゼル車規制へ
第4章 ディーゼル排ガス、PM2.5はこんなに危険

著者等紹介

杉本裕明[スギモトヒロアキ]
1954年生まれ。ジャーナリスト。元・朝日新聞記者

嵯峨井勝[サガイマサル]
1943年生まれ。北海道大学大学院薬学研究科博士課程修了。国立環境研究所総合研究官などを経て、青森県立保健大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kubottar

20
ぶっちゃけ車に乗らないのが一番のエコだと思うが、そうなると無人島に住むしか無い。しかし、知らないのと知っているのとでは大違い。この本から得たことは・・まあ、無駄な運転はしないこととなるべく車の少ないところに住む方がいいってことかな。2016/09/02

call

0
あまり話題に上ることのない車によって生じる大気汚染についての本。現行の車の排出ガスについての規制がいかにざるであるかを述べディーゼルエンジンの特徴を述べ大気汚染のもとになりやすい性質を持っていることを明らかにしている。そして汚染がもたらす身体的な影響を述べている。性善説に基づいた排ガス規制をより実効性のあるものへと転換していくことの必要性を述べ結んでいる。2017/03/18

takao

0
エピジェネティックな変化は安定的に子孫にも受け継がれるとあるが、本当か?こういう重要な話はきちんと出典を明記してほしい。2016/11/10

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