出版社内容情報
詩や童話のきらめきを撤き,農民たちとの共生を夢みて近代日本を駆けぬけた一つの生.彼の意識とは身体とは自我とは何だったのか? 詩のかなたの詩を生きた人間宮沢賢治の軌跡を現代の思想として甦らせた名著の増補版.
内容説明
常にみずみずしい詩や童話、農民たちとの共生を夢みた教師生活と〈羅須地人協会〉の活動―。わたしたちを永遠に問いつづける彼の意識とは身体とは自我とは何だったのか?詩のかなたの詩を生きた人間宮沢賢治の軌跡を現代の思想として甦らせた名著に、異文化と呼応する賢治の世界を論じた一章を増補した決定版。
目次
序章 銀河と鉄道
第1章 自我という罪
第2章 焼身幻想
第3章 存在の祭りの中へ
第4章 舞い下りる翼
補章 風景が離陸するとき―シャイアンの宮沢賢治