出版社内容情報
江戸の街の風物や行事をしかつめらしい漢文体でユーモラスに描く寺門静軒の「江戸繁昌記」.幕藩体制の終焉を見届けた成島柳北の江戸文化への郷愁がこめられる「柳橋新誌」.読み下し文を本文とし,底本の板本を写真版で付載.
内容説明
墨田川の桜、両国の花火、火事、大道芸、銭湯―江戸の風物・名物をしかつめつらしい漢文体でユーモラスに描きながら、寺門静軒は天保改革前後の亨楽的な世相を鋭く批判する。柳橋新誌には幕藩体制の終焉を見届けた成島柳北の江戸文化への郷愁がこめられる。両編とも訓読文を本文とし、底本の板本を写真版で付載。
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- 和書
- 物理学者の眼