出版社内容情報
貴族から武士へと政権の移りゆく不安無常の世に,戦没者への鎮魂もこめて後白河院が編ませた第七番目の勅撰和歌集.撰者藤原俊成は,治世をことほぎつつ,知的趣向へのかたよりを脱し叙情性を回復した歌集をめざした.
内容説明
武士社会へと移りゆく時代に編まれた第七番目の勅撰和歌集。当世の知的趣向にかたよった歌風への反省から、叙情性の回復を基本に据えた撰歌方針、「よみ人しらず」として載せた、敗者平家歌人たちの作、そして一首一首の歌がさらに違った世界をみせる配列の妙―。撰者俊成は、時代を反映させつつ正統的な歌集をめざした。
感想・レビュー
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- 和書
- やっぱ志ん生だな!