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新日本古典文学大系 〈10〉 千載和歌集 藤原俊成

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  • サイズ A5判/ページ数 516p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784002400105
  • NDC分類 918
  • Cコード C0391

出版社内容情報

貴族から武士へと政権の移りゆく不安無常の世に,戦没者への鎮魂もこめて後白河院が編ませた第七番目の勅撰和歌集.撰者藤原俊成は,治世をことほぎつつ,知的趣向へのかたよりを脱し叙情性を回復した歌集をめざした.

内容説明

武士社会へと移りゆく時代に編まれた第七番目の勅撰和歌集。当世の知的趣向にかたよった歌風への反省から、叙情性の回復を基本に据えた撰歌方針、「よみ人しらず」として載せた、敗者平家歌人たちの作、そして一首一首の歌がさらに違った世界をみせる配列の妙―。撰者俊成は、時代を反映させつつ正統的な歌集をめざした。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yumicomachi

3
◇春の夜は軒端の梅をもる月のひかりもかほる心ちこそすれ(皇太后宮大夫俊成)◇我袖は潮干に見えぬをきの石の人こそ知らねかはく間ぞなき(二条院讃岐)「ー知的技巧におぼれない正統的な歌をー源平戦乱の世、後白河院の命により編んだ第七番目の勅撰集」(帯文)撰者俊成ほか西行ら当代歌人の歌群をはじめ、15首の百人一首歌を収める。 時の権力者後白河院を讃賞しつつも、崇徳院や平氏への鎮魂の思いも底流していることに心を打たれる。2014/06/19

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