感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゅん
1
下巻はゲーテとの対話を書いた数年度、エッカーマンが落ち着きを取り戻してから書いた話です。「趣味は一流のものに触れて養われる」というゲーテの言葉は好きです。2017/08/05
no.123
0
哲学カフェで異様に濃厚なゼミに参加した気分。知らない名前がたくさん出てきますがそれは気にしなくても大丈夫です。頭もへたばりますが筋トレみたいなものですね。考えるきっかけが山ほど詰まっていると感じました。2016/02/11
チャンドラーローレンスジュニア
0
ゲーテの作品はこれまで「ヴェルテル」ぐらいしか読んだことはなかったが、シュタイナー、ニーチェ(確か。。)、トーマス・マン、ユングなど、錚々たる面々に深甚な影響を与え、惹きつけずにはいられなかったゲーテという巨人。トーマス・マンの「ゲーテとトルストイ」でゲーテの人間としての本質的な部分を知り、「対話」を読むに至りました。様々な人との交流、その対応やそれについての考えに見られる識見と強大なエネルギーは読むものに元気を与えてくれます。色彩に関する実験ではエッカーマンに強引に自説を主張する王者の独断も見られます。2022/06/15