出版社内容情報
おもちゃ屋さんで、四人姉妹の魔女のモビールが売られていました。ハロウィーンの夜、魔女たちは動きだし、順番に魔法の呪文をとなえて、自分たちにいじわるしたお客をこらしめにいきます! ただ、すえっ子のナネットだけは、まともな呪文を知らなくて……。魔女たちのいたずらに手かげんなし、でもさいごは心温まる楽しい絵物語。
内容説明
さあ、いたずらしにいく時間よ!ハロウィーンの夜、魔女の人形たちがおもちゃ屋さんをとびだした!ハラハラドキドキ魔女のおはなし。
著者等紹介
ヤング,ミリアム[ヤング,ミリアム] [Young,Miriam]
1913‐1974。アメリカのニューヨーク生まれ。児童文学作家。『りすのスージー』(アーノルド・ロベル絵、大日本図書)など、約40冊の本を書いた。長年ボードビルの舞台に出演していた両親と、自身の幸せな子ども時代を綴った回想録『Mother Wore Tights』は映画にもなった
小宮由[コミヤユウ]
1974‐。東京生まれ。翻訳家。東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」主宰
平澤朋子[ヒラサワトモコ]
1982‐。東京生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NakaTaka
6
面白かった。おもちゃ屋さんでなかなか売れない4姉妹魔女のモビールも行く末は?ちょっと怖いのかと思ったら、可愛いお話で良かった。2025/02/05
遠い日
4
魔女人形の4姉妹はモビールとしておもちゃ屋さんで売られている。それぞれに夢があります。今はハロウィンに向けて魔法の練習に余念がない。自分の夢を叶えてくれそうな人に買われて、早く外の世界に行きたい4人。末っ子のナネットだけが上手く呪文も言えず、気も小さい。この子の夢は「誰かに優しくしてもらうこと」。そんななネットが姉さんたちにけしかけられて、無茶苦茶な呪文を叫んだことが彼女の夢につながりました。2024/12/04
しずくちゃん
2
児図研の書評を見て読んでみました。4人姉妹の魔女のモビール。それぞれ容姿も性格も違います。良いお客さんに買われるのを願っていますが、中々思い通りなりません。末っ子のナネットは魔女らしくなく、優しくされたいと願っています。3人の姉さん魔女たちもどこか憎めない性格て、最後にナネットの願いが叶ってほっこりします。幼年童話として子どもたちに届けたい。2025/02/03
夏輝
0
4姉妹の魔女の話 末っ子以外はみんな意地悪な感じだけど、いたずらをする相手は(私的な理由もあるけど)罪がありそうな相手を選んでいるのがおもしろかったです 2025/05/20
yurika
0
時期外れだなぁと思いつつも読んでみましたが、ハロウィーン感はあまり感じませんでした。4姉妹魔女の末っ子はちっとも魔女らしくありません。魔法の呪文も唱えられないけれど、心優しい末っ子の願いが叶うハッピーエンドに心がほっこりしました。2025/04/27