出版社内容情報
夜中に眠れないでいたアンシアは，改築中でむきだしになった壁の裏側の異次元の世界ヴィリディアンに吸い込まれた．夜毎の2つの世界の往復で，アンシアが果たす役割は何なのか．＜家＞が持つ歴史の不思議に迫る．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴよっ子@読書停滞中
2
突然孤児になったアンシアは自分の育った環境とは全く違ういとこの家に引き取られる。暖かく迎えてくれる家族とアンシアを意識する同じ年のフローラ。居心地の悪さを感じるアンシアは自分の空間を求めて美しい夢の世界へ引き込まれていくわけだけど、次第に現実の世界を受け止めようとしたとき夢の世界は死への旅路だったと気づく。夢の世界にアンシアを助けに向かうフローラと、「これはあなたの冒険よ」と宣言したアンシアでホッとした。これは映像で見たいなぁ。2012/04/28
timeturner
1
むむむ。観念的すぎるというか、いろいろなアイディアが作者の中で未消化のまま混ぜ合わされたような印象があって、どうも物語の中に入っていけなかった。単に好みの問題なのかもしれないけれど。2013/08/20
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