出版社内容情報
「おひさまが やまのむこうに かくれたら、うしかいたちは おいもをやくよ」のどかな田園風景、今にもおしゃべりをはじめそうなどうぶつたち、子どもたちのあそびや暮らしのひとこま。チェコの国民的画家ヨゼフ・ラダの素朴でゆかいな絵で味わう、わらべうた38編。ぜひ子どもたちと一緒に声にだして楽しんでください。
内容説明
チェコの国民的画家ヨゼフ・ラダの絵で贈るのんびりゆかいな38のわらべうた。
著者等紹介
ラダ,ヨゼフ[ラダ,ヨゼフ] [Lada,Josef]
1887‐1957。チェコの国民的画家。チェコの首都プラハ近郊のフルシッツェ村に生まれる。父は靴職人。子どもの頃から絵を描くのが好きで、家中の紙の切れはしに描いていたという。プラハで製本職人に弟子入りし、本に興味を持ち、夜間にプラハ美術工芸学校で絵を学ぶ。その後、諷刺画家として活躍し、数多くの子どもの本の挿絵を手がけた
木村有子[キムラユウコ]
1962‐。チェコ児童文学の翻訳家。東京生まれ。1970年代にプラハの小学校に通う。日本大学芸術学部卒業後、プラハ・カレル大学へ留学。新聞社勤務後、ドイツでスラブ語圏の言語を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chiaki
20
チェコのわらべうた絵本。国民的画家ラダの牧歌的な絵、"きのことり"や"ヴォドニーク"などなど、これぞチェコ!を満喫♡コウノトリのおじさんがひこうきに赤ちゃん乗せて幸せを運ぶ『ひこうき』が特にお気に入り。凧上げ(シーズンは秋だそう!)やこま回し、チェコにもそんなあそびの習慣があるなんて知らなかったです。近日、木村さんのエッセイが出るのが待ち遠しい♡2024/01/17
遠い日
3
チェコのわらべ歌集。レトロなのにポップなイラストと、わらべ歌のおおらかさとユーモア。どんなメロディーなのかなと思いつつ読みました。チェコでは子どもたちにわらべ歌を聞かせる習慣があるそうです。2024/02/29
moco
1
【6歳11か月】歌うように音読。娘の感想「これ声に出したらめっちゃおもしろい。ちょっとのどがつかれたけど。」2024/03/24
いまちゃん
1
チェコのわらべ歌絵本。絵が古風だが内容とあっててなんか良い。マザーグースみたいな言葉遊び感あまりなかったけど、原文で読むと違うのかな?歌でも聞いてみたい。2023/12/27
のん@絵本童話専門
0
外国の詩を翻訳で楽しむのはなかなか難しいし、わらべうたならなおさら元のリズムや音楽を知らないとなんだけれども、それを差し置いてもヨゼフ・ラダさんのユーモラスさが滲み出てきて日本でも人気なのだろうと思います。私も最初はいまいち入りきれなかったのだけれど、中盤の動物達が人間の道具を使いこなしているラインにツボってしまいました。状況もありえなーい!なんだけど、その動物達のフォルムに笑けてしまって!ですます調なので、『おおきくなったら』『かあさんねずみがおかゆをつくった』よりも柔らかく語りかけてくるような訳です。2024/01/31