出版社内容情報
リゼットおばあさんの家に住んでいる子ねこのぴっちは,ほかのきょうだいたちとはちがうことをして遊びたいと思いました.ところが,アヒルのまねをして池で泳ごうとして,おぼれてしまいます.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さと
126
私が、とにかく大好きな本。ずっと「どうしてこの本にこれほどまでにときめくのか、細胞一つ一つが躍動するような感覚はいったい…」と思っていた。人と違うこと、特別であろうとずっと自分を探して生きてきた。でも私は既に私として特別な存在であり、いつどんな時でも無条件で受け入れられているのだとわかった時、実はこのお話こそが、私の人生のシナリオだったのだと気づいた。まだまだ幼かった私が、既に自分の人生を手にして読んでいたのかと思うと感動は言葉に出来ない。2017/11/13
あすなろ
92
【育児本】54年出版。作者のハンス・フィッシャー氏は、長靴を履いた猫もお描きになっているのですね。読友さんのコメントから愛息用にと買い求めた絵本。但し、まだ、我が愛息には早いんだろうなぁ。違うものになってみたい子猫ぴっちが、フリをしてみて、失敗する。しかし、皆は温かく迎えてくれて、所謂我が家が良いことを覚えていくというお話。ぴっちを皆が温かい目で見守っているところ、そして迎えるところが良いですね。2018/01/03
gtn
64
背伸びせず、今いるところで親しいものと愛情を共有しながら、平凡に生きていくところに幸福がある。2019/11/24
とよぽん
55
初版が1954年12月で、私が読んだのは1984年5月28刷だった。ハンス・フィッシャー作、石井桃子訳。かわいい子猫のぴっち、愛嬌たっぷりで楽しいお話だった。絵の躍動感と石井桃子さんの訳文のリズムがぴったりの絵本。2022/02/05
HIRO1970
52
⭐️⭐️⭐️図書館本。2016/08/21
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