リンドグレーン作品集<br> 山賊のむすめローニャ (改版)

リンドグレーン作品集
山賊のむすめローニャ (改版)

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  • サイズ A5判/ページ数 334p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784001150797
  • NDC分類 K949
  • Cコード C8397

出版社内容情報

山賊のむすめローニャと,別の山賊のむすこビルクは大の仲よし.しかし,この2組の山賊は反目しあっていて,2人は心を痛めていた.美しい自然を背景に,親と子,少年と少女の愛情をみごとに描く.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

粋花

5
テレビアニメを見て、読んでみた。アニメのセリフ回しがなんか変だな~と気になっていたんだけど、原作通りだからなんだね。セリフは本で読むと変じゃないのに声に出すと違和感があるなあ。お話はのびのびしていて良かったです。2015/03/31

入江大和

5
一体、何故この時期に読んでしまったのかなあ…と。ローニャが乱暴に扱われたビルクを見た瞬間に叫んだ言葉は、今、人の命を盾にとって自分達の要求を通そうとする人々に是非聞かせたい。それは生きて行く上で侵しがたい領域だ。ローニャの向こう見ずで、元気な様子はとても魅力的だけれど、直情径行の山賊のお頭マッティスも憎めない。四季の移り変わり(特に夏は輝くような美しさ!)、不思議な小人や、恐ろしい鳥女、野生の馬の描写に心震えました。2015/01/25

志田健治

4
ずっと読みたかったローニャ。リンドグレーン作品発表順に読み進め、ついに到達しました。もう最初から心をつかまれ一気読みでした。状況設定の巧みさ、ローニャとビルクの純粋さと正しさ、大人たちの矛盾、そしてその葛藤……。リンドグレーンさんの集大成、良い所どりの傑作だと思います。山賊という、決して共感できない社会の中に、こんなにも生きる力を散りばめるなんて、誰が思いつくことでしょう。本当に敬服します。最後は泣いてしまいました。生と死、人と自然の距離、そして本当の幸せとは何なのか。立ち止まって考えずにはいられません。2015/04/23

読生

3
兄弟なの。 どこまで行っても兄弟。 でもそれは、一番近しい人という意味なのよね。 意味のない争いで引き裂かれそうになっても、決して離れない、ずっと一緒にいる相手。 わからずやの父ちゃんは、自分の世界しか見えていないけど、後継者たる彼女たちには、冬でもみんなで生きていける知恵を手に入れてほしいな。 今は自然に学んでいるけれど、今度は人から学ぶのもいいんじゃないかなあ。 人から奪わずとも生き… https://booklog.jp/users/yomutoikiru/archives/1/40011507942025/08/28

ちかこ

2
季節の移り変わりに伴う自然の変化、生き物の生と死、こころやすらぐものと恐ろしいもの、たくさんのものがつまっている物語だった。それから男って愛すべきおばかさんという描かれ方が微笑ましい。2014/12/11

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