出版社内容情報
むごい強国カロールメンの貧しい漁夫の養子シャスタは,父が自分を奴隷に売ろうとしているのを知り,ものいう馬ブリーといっしょにナルニアめざしてにげだします.貴族の娘とその馬を加えた一行は…….
ナルニア国ものがたり
1. ライオンと魔女
2. カスピアン王子のつのぶえ
3. 朝びらき丸、東の海へ
4. 銀のいす
5. 馬と少年
6. 魔術師のおい
7. さいごの戦い
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
45
今年こそナルニア国物語を読み終われるといいなあと思う次第。ローファンタジーであるナルニア国の中のハイファンタジーな物語。序章的な物がないので最初から私と物語の中が同じ速度。テンポが良くてサクサク読めます。怪我をしても嫌な女友達さえも利用して勝気に頑張るアラビスは可愛いし、暗い海の町にいたシャスタは明るい光の下でグンと成長してそれもいいんですけど、特筆すべきはブレーの成長でしょうか。賢者ではなく愚者であり、愚者ゆえの賢さや強さがきっと今後役立つと思います。だから少年と馬ではなくて、馬と少年なのだと思います。2019/01/13
Die-Go
42
何度目かの再読。ナルニア国物語五作目。ペベンシーきょうだいはちょい役として登場。今回の主役は現代世界からではなく、元々ナルニアの世界に住んでいたシャスタ。そのせいもあるのか、物語にいまいち入り込めなかった感じ。でも、面白かったことは面白かった。★★★★☆2015/05/31
ちえ
32
5冊目。この本は4人きょうだいがナルニアを治めていた頃の近くの国でのお話。ナルニアを目指す2人の子供と2匹の馬、それぞれのこれまでの経験、立場からくる性格の違いが面白い。最後の最後は(城に間に合うか…)とどきどきする。特に馬のブレーの(笑)子供の頃は、多分、アラビスの語り口調の部分が分かりにくかったことで、苦手な巻だったが、成長(自分が)してからは何回も読み返した巻になっている。他の巻とは違うアラビア風な挿絵、装丁も楽しい。◆ガーディアン必読選書1000◆2024/09/11
更夜
17
英ガーディアン紙必読小説1000冊からトルコのオルハン・パムクの『わたしの名は赤』を読了。オスマン帝国の細密画の物語。そこからの連想で、ジャンルはSF&ファンタジーになりますが「ナルニア国ものがたり」のアラビア風の物語を手に取りました。挿絵のポーリーン・ベインズはアラビア風の絵が得意な画家です。ナルニア(西洋)とカロールメン(東洋)の戦いに巻き込まれる少年と馬の物語。何度も読んでいるので、話はわかっていても時間を忘れて読んでしまいます。ポーリーン・ベインズの本領発揮。美しい挿絵です。2016/03/13
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
★図書館のリサイクル市でシリーズでゲットしました!1966年発刊2020/11/19