出版社内容情報
いとこのユースチスの家に来ていたエドマンドとルーシィは,その部屋の額の絵の中に,いとこもろとも吸いこまれます.そこはナルニアの外海で,カスピアン王が朝びらき丸で航海に出るところでした.
ナルニア国ものがたり
1. ライオンと魔女
2. カスピアン王子のつのぶえ
3. 朝びらき丸、東の海へ
4. 銀のいす
5. 馬と少年
6. 魔術師のおい
7. さいごの戦い
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
54
ナルニア国の第三巻目。私にとってナルニア国は冬のお話なので、冬が終わりきらない内に。当たり前のようにペーターやスーザンが卒業してしまっているのをさびしいなあと思いながら読みました。カスピアン王子の角笛から何年か経って、二人はそれぞれの進路を選んでいて。スーザンは家事はよく出来るししっかり者だけどお勉強は出来ない子だったのね……。なんかそういうのが駄目なお姉ちゃん仲間としてはすごくいいなあと思います。新登場のキャラクターではリーピチープが可愛い!若干最後は嵌められた感もあるけれどやっぱり面倒くさい可愛いです2016/03/28
ちえ
41
子供時代一番好きだったのはこの「朝びらき丸」ナルニアに行くところから始まる海洋の冒険。なんて面白い。どの島の冒険もワクワクする。奴隷市場、竜、黄金、闇、が、一番のお気に入りは声の島。のうなしあんよのキャラクターが最高。そして魔法使いの屋敷、特に2階の描写。シリーズ読み進めると登場人物の過去の行いや出来心でしたこと、踏み出せなかった事への言葉が出てくる部分が増える。この本の中ではユーステイスとエドマンドの会話が響く。出会いがあれば別れもあり、特に兄妹の2人にとっては辛い最期。◆ガーディアン必読1000◆ 2024/09/10
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
★図書館のリサイクル市でシリーズでゲットしました!1966年発刊2020/11/19
チコちゃん
8
3作目。これまでの巻の中で一番色々あった(笑)色々ありすぎて、きちんと世界観に入り込まないと、もうげんなり。途中で挫折しかけてしまった。それでもじっくり集中して読むと、想像力豊かでわくわくするし、特に終わりに近づくにつれ、描かれる世界が美しい。リーピチープとユースチスは、最初鼻につくやつだったけど、みんなに溶け込んでしまうと、むしろその癖が良い。巻が進むにつれ、キリスト教を意識する場面が多くなった。2014/05/11
ぺんぎん
7
思想の偏った両親に育てられたユースチスが、当初は本当に面倒くさい嫌なガキで、「ライオンと魔女」の時のエドマンド以上にタチ悪いなと思った。そんなユースチスが、竜の姿になってから初めて周りの人を懐かしんだり、自分が思ったほど偉い人間ではないことに気づき、完全ではないにせよ改心したのが興味深い。とてつもないインパクトのある出来事が起こると人って変わるものなんだな。あと、カスピアン王子が決して聖人君子ではないと思わせるようなエピソードがところどころ見られたのも面白い。2024/11/29
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