出版社内容情報
休暇で6週間の航海に出ることになっていた寄宿学校の生徒たち.ところが船が流され,嵐の果てにたどりついたのは無人島だった――.少年たちは,時に反目し合いながらも,自らの知恵と勇気で運命を切り開き,島での生活を築きあげていく.〈十五少年漂流記〉として知られるヴェルヌの傑作冒険小説.完訳版.
■編集部からのメッセージ
日本では「十五少年漂流記」というタイトルでもおなじみの、ジュール・ヴェルヌの冒険小説です。
休暇でスクーナー船スルギ号に乗って、ニュージーランドの沿岸を一周する予定だった十五人の少年たち。ところが船が流され、嵐のはてに、無人島に漂着してしまいます。
少年たちは、ときに反目し合いながらも、力を合わせ、島での生活を切り開いていきます。釣りや猟をし、湾や川や森に名前をつけ、住まいやいかだをつくり……きびしい生活がどこか楽しそうに思えるのは、少年たちの冒険のなかに、一から暮らしをつくり上げるという喜びが描かれているからでしょう。
いつの時代も読者の胸を熱くしてきた傑作です。ぜひご一読を。
内容説明
休暇で六週間の航海に出るはずだった寄宿学校の生徒たち。ところが船が流され、嵐のはてに無人島に漂着してしまう。少年たちは力を合わせて、島での生活を築きあげていく。“十五少年漂流記”として知られる傑作冒険小説。完訳。中学以上。
著者等紹介
ヴェルヌ,ジュール[ヴェルヌ,ジュール]
1828‐1905。フランスの作家。ブルターニュ地方の港町ナントに生まれる。子どものころから大海原での航海に強いあこがれを抱いていたという。法律を学ぶが、文学の道を志す。30代半ばに出した『気球に乗って五週間』で成功をおさめ、以後つぎつぎに80作を超える冒険小説を書いた。「空想科学小説の父」と呼ばれる
私市保彦[キサイチヤスヒコ]
1933年生まれ。東京大学仏文科卒業、同大学院比較文学修士修了。武蔵大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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