感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
72
sinさんが2月8日に開催したヴェルヌ誕生日イベントに乗っかかって初めて本書を読みました。この本、小学生の時に出会いたかったな~!!ノーチラス号によって見た海の中の様子はまるで実際にノーチラス号で旅をしているかのように色鮮やかで楽しかったです。そして電気で動く潜水艦などの科学的要素に「その原理は何なんだろう・・・?」と胸をワクワクさせながら考えていました。一方、主人公たちの原住民への対し方は如何にも啓蒙主義を掲げた西欧至上主義が現れているなと感じます。また、文明社会に憎悪するネモ船長の理由も気になります。2015/02/09
へくとぱすかる
37
初読。名前だけは知っていながら、今まで手を出せなかった名作。1869年の本だから函館戦争の頃。土方歳三が生きていた時代です! そんな時代に、電気を動力とした超近代的潜水艦(エジソンの白熱電灯以前の電気照明も!)の物語が書かれている驚異。語り手が科学知識の聞き役となり、ネモ船長がいわば教師役といったところ。旧版の石川湧訳、1978年版で読了。314ページでした。2015/09/23
Miki
17
驚くべきことは、この作品が1870年、今から150年近くも前に書かれたという事実。ジューヌ・ヴェルヌは本当にノーチラス号に乗って海底旅行をしてきたかのように詳しく活き活きと海底の様子を描いている。ようやくカメラが開発されたものの、まだ飛行機もテレビも無く、Uボートよりも前の時代、当時の読者はこの本を読んで、一体どれだけの夢を膨らませたのだろう。彼らの気持ちに思いを馳せながら私も一気読み。冒険ものは少女の読み物ではないと決めつけて、読まなかった子供のころの後悔を、今ようやく取り戻せた。怒涛の勢いで下巻突入。2014/02/05
みずいろ🌠ゲーム好きですよ誰か一緒に話そうよ
15
面白かった。2020/03/02
kocka
12
ずっと気になっていた本、下巻に入ります。2015/02/19