出版社内容情報
陰謀によって結婚直前に牢獄に囚われの身となった青年エドモン.14年後脱獄した彼は,モンテ・クリスト伯となって,次々と復讐をとげていった….正義と愛にあふれる壮大なロマン.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
maxa
34
ついに復讐達成なり!いや〜壮大だった。ただ、思ってたよりだいぶ落ち着いた復讐だったかな。スカッとするよりこれでようやく方が付いた感じ。最近はグロい殺しが平然と行われる話が多いせいで私に耐性ができてるせいもあるか。でも直接殺したり痛めつけたりすればいいってもんじゃないんだね。公の場で名誉を傷つけられること、家族をバラバラにされることなど精神的ダメージが一番堪える復讐なのかもしれない。そのための念入りな下準備の凄さ、先の先を読む計画の面白さ。そしてダンテスの滲んでしまう人の良さ。読み応えあって本当面白かった!2026/05/28
おか
24
全ての予定を明後日に延期して 読み終わっちゃいましたσ^_^; 意志の弱〜い人間です 笑。久し振りに「少年少女世界文学全集」の世界にのめり込みました。人が信じられない世界とは こんなにも悲しく 辛く、人を追い詰めることによってのみしか その改悛を見極められない、、、それをモレルに対しても やらずにおれない心の弱さに やりきれないものを感じる。復讐か〜 そんなものほっとけ!って言いたいけど 悪い奴らだったものね〜。ダンテス達の今後に幸せを予感させる終わり方で良かった。これでなくっちゃね*\(^o^)/*2016/07/20
わむう
22
大変おもしろかった。ドラマを見て原作を読みたくなり読んだのですがドラマは原作に忠実だったんですね。「待つこと、そうして希望をもつこと」2018/06/29
カラスノエンドウ
19
再読。復讐の準備は整う。人を陥れ地位・財産・名誉を手に入れた者たちの行く末が描かれる最終巻。 復讐と言えばおどろおどろしいけれど、相手を殺めるのではなく、自らの行いに向き合わせるモンテ・クリスト伯爵のやり方が良いのですよ♡ 過去の過ちをどのように受け止め、報いるのか…人間の生き様は興味深いものです。【祝・岩波少年文庫創刊70周年!】2020/05/10
フリウリ
17
岩波少年文庫版、とてもおもしろく読みました。下巻からは、フランスの20世紀の哲学者(例えばドゥルーズ)がしばしば、フランスの小説よりも英米の小説を好む、と述べていることを考えました。最終的にダンテスの思考と行動は、カトリックの神へと収まり、規範を外れること(逃走すること)はありません。もともと新聞連載の大衆小説であるとしても、きわめて保守的・キリスト教的な結末、人間と神との予定された調和であり、「そういうことかも?」と思いました。すべての復讐を終えて海賊となって死んでいく、という異なる結末も想像しつつ。82023/12/09




