岩波少年文庫<br> 吹雪の中の列車

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岩波少年文庫
吹雪の中の列車

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  • サイズ B40判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784001142570
  • NDC分類 K989
  • Cコード C8397

出版社内容情報

バラバラだった4年生のクラスに結成された〈子ども同盟〉。特別車両で念願の日帰り旅行にでかけますが、猛吹雪にあい、帰りの列車が動けなくなってしまいます。みんなで助け合おうと呼びかけるリューバンと、反発するペーロのみぞは深まるばかり。子どもたちはピンチを乗りきれるのでしょうか? クロアチア児童文学の名作。

内容説明

“子ども同盟”を結成した4年生30人。念願の日帰り旅行にでかけますが、猛吹雪で列車が動かなくなってしまいます。みんなで助け合おうというリューバンと、反発するペーロのみぞは深まるばかり。子どもたちはピンチを乗りきれるのか!小学5・6年以上。

著者等紹介

ロヴラック,マト[ロヴラック,マト] [Lovrak,Mato]
1899‐1974。クロアチアの国民的児童文学作家。ビェロヴァル近郊の村の仕立職人の家に生まれ、ザグレブの師範学校を卒業。定年まで小学校の教師を務めるかたわら、夜、学校の屋根裏部屋でランプを灯し、執筆活動を続けた。1933年『吹雪の中の列車』を出版。その後の数十年をクロアチア児童文学界では「ロヴラックの時代」と呼ぶ。子どもたちとの日々からインスピレーションを得た現役教師ならではの感性でつづられた物語は30作にのぼり、21世紀の今も不動の人気を誇っている

山本郁子[ヤマモトイクコ]
クロアチア語の通訳家・翻訳家。ユーゴスラヴィアからの独立前のクロアチアに魅せられ、リエカ市に住む。帰国後も日本とクロアチアの協力・交流事業に広く携わる

ささめやゆき[ササメヤユキ]
1943年生まれ。版画家・イラストレーター、絵本作家として活躍。絵本に『ガドルフの百合』(偕成社/小学館絵画賞受賞)、『あしたうちにねこがくるの』(講談社/日本絵本賞)など作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Roko

31
親がお金持ちだから自分は偉いんだと勘違いしているペーロみたいな愚か者って、どこにもいるんですねぇ。 家は貧しいけれど、みんなのことをきちんと考えられるリーダーの資質を持ったリューバンは、スタンド・バイ・ミーのクリスみたいな子なんだろうなぁ。 この物語は小学校の教科書にも載っていて、クロアチア人ならみんな知っている物語なのだそうです。 サッカー・ワールドカップで粘り強さを見せたクロアチアの強さの一端を感じさせてくれる物語でした。2023/01/23

topo

8
吹雪で立ち往生した列車での脱出劇を通して貧富の差、地域格差といった格差社会が子供目線で描かれている。 社会の縮図さながらの権力にも屈せず、皆をひとつにまとめ危機を脱するべく奮闘する少年の言動が眩しい。 クロアチアの小学校必読書というのも納得。2023/01/26

Incisor

5
1930年代のクロアチアが舞台のお話。日帰り旅行に出かけた小学生30人が列車での帰途に、吹雪に見舞われて立ち往生してしまう。普段から対立していたリューバンとペーロが、そんな非常事態にとった行動は相反していて、それぞれの側につく子どもたちの関係性など、当時の格差社会が色濃く感じられた。吹雪や極寒の様子が差し迫るように伝わってくるなか、子どもたちが考えながらとっていく行動や、車掌さんの対応に希望とあたたかさが感じられた。2023/06/09

timeturner

5
吹雪の中で列車が立ち往生する場面は迫力があってはらはらどきどきさせる。1933年刊行なので国王独裁のユーゴスラビア王国時代の刊行で、表向き書かれてはいないけれど貧富の格差が広がり人々が疑心暗鬼で暮らしているようすがほのみえる。2022/12/24

しそゆかりうめこ

3
本を読んだ子どもたちがどんな感想を持つのか聞いてみたい。わたしが子どもだったらどう思ったかな。いまは一応大人だから、子どもたちは大人をみて育っているんだと改めて考えさせられ責任ある行動を取らなければとか、いつどこで悪い見本になるかわからないと思うと身が引き締まる思いだ。そんな思いに押しつぶされそうではあったけど、純粋にとても良い本だった。車掌さんがとてもよかった。クロアチアでは現在でも義務教育である小学生でさえ学習事項を十分に習得しなければ進級することはできません、とのこと。 2023/04/08

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