出版社内容情報
鏡を通り抜けた向こうはチェスの国.おしゃべりする花や,ハンプティ・ダンプティ,ユニコーンたちに出会いながら,アリスは女王をめざします.おなじみ〈アリス〉の2つ目の物語.オールカラー挿絵.
内容説明
鏡を通りぬけると、そこはチェスの国。おしゃべりする花やハンプティ・ダンプティ、ユニコーンたちに出会いながら、アリスは女王をめざします。『不思議の国のアリス』に続く、イギリス児童文学の古典。小学5・6年以上。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
17
鏡の国のアリス読み比べ。鏡をすり抜けて、背後の鏡の家に入り込んでしまいます。アリスがチェスのポーンという駒になり、クィーンになるまでのおはなし。私には岩波少年文庫が一番読みやすかった。2021/03/14
kocka
13
2013~2014の冬に。英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊を読破しよう!の本棚に入れるため追加記載。2015/06/09
ヴェルナーの日記
13
「不思議の国のアリス」の続編。前作と同様にナンセンスギャグの連発ながら、本作では、一応のストーリー性が垣間見える。前作ではトランプたちが登場するが、本作ではチェスの駒たちが活躍する。しかも。その駒がイギリスの童謡マザーグースに登場するハンプティ・ダンプティや、トゥイードルダム&トゥイードルディーなどの者たち。ここは最小限マザーグースを読んでないと、ギャグの面白さが半減してしまう。結末も前作と同じなのだが、本作のほうが完成度が高いと思う。2014/03/06
千尋
10
西洋文学『不思議の国のアリス』の続編*このおはなしではアリスが女王になるために鏡の国を冒険します**ハンプティ・ダンプティや双子のトゥイードルダム&トゥイードルディーなど・・新たに個性溢れる登場人物が出てきます**最初はチェスの事が書いてあったので、ルールが解らないと難しいのではないかと思っていましたが・・スムーズに読めて面白かったです**2011/03/10
Shin
7
一応、チェスの世界でアリスが白側のポーンとして、相手の女王(赤の女王)を獲るまでのお話ということになっているけど、それ以外での登場人物の言うことや、やること、アリスの前で起こる出来事は論理が立っていなくて、首尾一貫としていなくて、常識的ではないことばかり。だけれど、普段、日常のなかで普通の事ばかりの暮らしをしていると、こういうのは楽しめる。 この物語はキャラクターが豊富!どれも人を馬鹿にしたようなキャラクターたち。そして、どのキャラクターも詩の暗誦が大好き(笑)!2016/05/20