出版社内容情報
ペンギンの兄弟ルルとキキは,生まれたばかりだというのに元気いっぱい.両親のるすにこっそり家をぬけだします….さむがりやでくいしんぼう,冒険好きの愛らしい主人公が大活躍.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
62
読んでよかった。相当昔に書かれているのに、当時は今ほど映像も少なかっただろうに、目の前でルルとキキが動き回っているように書かれた本作は同人誌から始まった。あとがきも読んで、更に奥行きが広がり、好きな作品になりました。時間を置いて再読したい。児童書はバカにできない。2017/01/31
aiaimo`olelo
23
「ペンギンのルルが強かった。弟のキキはかわいい。クジラのガイは楽しい。僕もガイの背中に乗ってみたい。クジラの背中はあぶらでつるつるしてるらしい。僕も水泳教室がんばって泳げるようになってルルたちと勝負したい」8歳 いぬいとみこさんのあとがきが大変興味深かった。同人誌から始まったという本作品。佐藤さとる(暁)さん、大村李枝子さんも同人誌から。子どもの文化がまだまだ乏しかった時代、作品が本になることなど考えもできなかった時代。楽しく奥の深い子どもの世界を…と願い続けてくださった方々に感謝を申しあげます。2023/07/14
刹那
15
続きが読みたくなる感じで終わりましたね✩4年生推薦図書。次男が読み終わったのでそれから私が読みました✩2016/12/02
おはなし会 芽ぶっく
12
南極の双子のペンギン、ルルとキキ。冒険好きなお兄ちゃんルルと気が弱いけど優しい弟キキが力を合わせて危険を乗り越えていくおはなし。2021/03/31
ツキノ
12
(E-62)『タンタンタンゴはパパふたり』を読み、ペンギンのおはなしといえば、と思い出し読んだ。この版の挿絵は大友康夫。おとうさんにあたためられて生まれたルルとキキの冒険。もりうち(銛打ち)のセイさんとの出会いと別れ、シロナガスクジラの子どもガイ、皇帝ペンギンのおじいさんトトなどとの関わり。いぬいとみこさんのあとがきに「第一のおはなし」が発表されたのは昭和29年と書いてあり驚嘆!2020/03/02