岩波少年文庫<br> わが青春の輝き

岩波少年文庫
わが青春の輝き

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 417p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784001131376
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

19世紀末開拓時代のオーストラリア.牧場の広がる草原で厳しい自然とたたかいながらも,情熱的に芸術にあこがれる少女シビラ.オーストラリア文学史上に残る作家のみずみずしい青春記.

内容説明

19世紀末、開拓時代のオーストラリア。牧場の広がる草原で、きびしい自然とたたかいながらも情熱的に芸術に憧れる少女シビラは、自由に生きるために、結婚などしないと決意していた。ある日、若い牧場主ハロルドから心のこもったプロポーズを受けるのだが…オーストラリア文学史上に大きな足跡をのこした女性作家のみずみずしい青春記。中学以上。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たつや

47
岩波少年文庫を読んでいて見つけました。作品も作者も知りませんが、タイトルに引かれ、借りる。ワイルダーや、ポリアンナや、赤毛のアンっぽいかな?と思う。オーストラリアが舞台の作者の自伝だそうです。開拓時代のお話ですが現代に通じる部分もある。シビラのお父さんの事業が失敗し、皺寄せを受ける子供たち、シビルと弟の手紙のやり取りで、ママが厳しいと言うシビルだが、親になった自分は、お母さんに共感してしまった。2017/06/01

ふしぎ

4
おもしろかった。毒親の母にいつも厳しく当たられて自己肯定感の低いシビラ。時代としては女性は結婚して主婦になるのが普通だが、いつか小説家になるのを夢見る。プロポーズされても人を信じられない。何かの気の迷いで自分よりももっと良い人がいるはずだと断る。自分性格も悪く見た目も醜い自分を愛する人などいないと思っている。母からはずっとバカで醜くて生意気で根性なしという扱いを受けている。シビラが幸福になれない元凶は母にある気がする。2022/05/18

ねむ

3
オーストラリアで開拓生活を送るがらっぱち少女の青春の日々、なわけですが、めちゃめちゃ貧乏でつらいのに、そして気の合う金持ちの相手から求婚されているのに、物書きになりたいという夢や、結婚という安易なものに縛られたくないという自分なりの強い信念を貫き通す強さがある。若さゆえの心の強さなのかもしれない、と年をとった今となっては一抹の不安も覚えますが、それでもやはり、一人の人間として、そのまっすぐな生き方を応援してあげたいし、できれば幸せに繋がって欲しいと願わずにはいられない。2020/06/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/232884
  • ご注意事項

最近チェックした商品