著者等紹介
チャルマーズ,メアリー[チャルマーズ,メアリー] [Chalmers,Mary]
1927年、アメリカのニュージャージー州生まれ。フィラデルフィアの美術大学や、バーンズ財団美術館で美術を学んだ。1955年にはじめての絵本『いっしょにおつかい』を発表したあと、次々に小型絵本を出し、幼い子どもと動物たちの喜びに満ちた独特の小世界が多くの読者に愛された。メリーランド州在住
福本友美子[フクモトユミコ]
公共図書館勤務の後、児童書の翻訳、評論などで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chiaki
37
誕生日を迎える妹のエミージーンにプレゼントの帽子を買いに行くビリーとトミー(犬のマイケル、猫のジョージアナも)。デパートまでの道のりは道草絶えない大冒険。森の中でサンドイッチやブルーベリーを食べたり、昼寝したり、陽気にラッパを吹いたり唄ったり、トミーが迷子になったり。え!街までヘリで行くの!?笑 やっと辿り着いたデパートでは、お目当ての帽子がもう売れてしまいそうで…。安心のハッピーな展開にほっこり♡モノクロの鉛筆画にグリーンが足されているだけなのですが、とても繊細で美しくずっと眺めていられます♡2021/02/26
gtn
28
帽子をプレゼントしたおばさんが匿名なら粋なのだが、そこまでは分からない。2021/03/08
シュシュ
23
ぼうしを買いにみんなで出かけていく、ちょっとユーモラスで冒険もあって楽しい話。なんだか馴染みがあると思ったら、作者は「エリーちゃんのクリスマス」と同じ人だった。挿絵が味があってとてもいいなと思う。2020/01/07
花林糖
19
メアリー・チャルマーズの絵本はやはりとっても可愛いです。突っ込み処満載のビリー一行の買い物大冒険とても楽しかった。チャルマーズの描く猫の尻尾が大好きなので今作にも猫が登場し嬉しかった。ビリー達が出会った人達優しすぎだけどそれがチャルマーズ作品ですね。2019/12/17
みよちゃん
16
小型の可愛らしい絵本。ずいぶん前、可愛いという表現はしない方が良いと言われたけれど。表現力のなさすぎを反省しても、可愛い。お誕生日プレゼントを探しに行く様子が可愛い。奇想天外な展開にもかかわらず、行きて帰りし物語となっている。ぼうしも素敵。白と黒に薄いグリーンの絵が落ち着いた絵本になっている。1956年の作品。2019/12/22