出版社内容情報
風変りなリンゴ売りのおばあさんがくれた〈ささやき貝〉の導きによってお城の騎士となったジャイルズは,王の婚約者バーバラに恋してしまいます.「ドリトル先生」の作家の楽しいお話.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
52
ドリトル先生シリーズを書いた作者の中世を舞台にした冒険ファンタジー。父親の苦境を知った双子の兄妹が両親を助けるため「魔女シュラーガ」と噂されている老婆に助けを求め、不思議な貝を渡される。双子の兄ジャイルズがささやき貝を手に入れてから王様に献上し少年騎士になるまでが描かれた冒険ファンタジーの第一部に比べ、1人の女性をめぐるロマンスが描かれた第二部は尻すぼみな感じ。2025/05/01
星落秋風五丈原
31
ドリトル先生シリーズで有名な著者のファンタジーの舞台は中世。狂言廻しとして登場するのがささやき貝。風変わりな林檎売りのお婆さんから、主人公ジャイルズ少年がもらった魔法の貝。貝がじんわりと熱くなってきた時に耳に当てると、人の声が聞こえる。誰かがあなたのうわさをしているその声が。ジャイルズはその貝に導かれるように若い国王の騎士となる。彼の宮廷での仕事はさがしもの係。生まれた時から国王になることを運命付けられた若者の苦悩と、身近で彼を見つめる少年ジャイルズの友情と共感。1996/10/31
ぱせり
11
わたしたちのまわりにはたくさんの魔法があり、謎があり、冒険がある。それを感じられる心で過ごしたいものです。それを教えてくれた庭師ジェフリーが一番好きでした。2011/01/19
topo
9
原題は “The twilight of magic“。 ドリトル先生の作者が紡ぐ中世を舞台にした物語。魔法、冒険、恋と面白い要素満載かつ随所に光る深い言葉。星明りに輝くささやき貝、不思議な魔法の力を感じる黄昏時の海辺など情景描写も美しい作品。2020/08/22
ロッタ
8
ドリトル先生のロフティングの隠れた名作。時代は騎士が出てくるので中世でしょうか。不思議なささやき貝が自分の噂を教えてくれる、でもそれに対して反論はできない。聴きたくない噂を聞かされるのはかなりモヤモヤするだろうな。でもその貝との別れの時に「もう役目は終わったのだ」と言えるジャイルズはとても理性的で学ぶところがありました。馬が川を渡る場面とか、犬が猫になって、でも犬の動きをしてるとか、動物に対しての表現が具体的でさすがと思いました。とても良い国王様なのに、我が身より家臣の愛を優先するなんて!いい人過ぎる。2024/05/21




