出版社内容情報
ふくろ小路に住む子だくさんのラッグルスさん一家の物語.男の子が子どもギャングの仲間に入ったり,つぎつぎと事件が…….たくましく生きる下町の家族の日常をユーモラスに描きます.
内容説明
ふくろ小路一番地に住む子だくさんのラッグルスさん一家の楽しい物語。長女がお客さんの洗濯物をちぢませてしまったり、双子の男の子の一人が子どもギャングの仲間に入ったり…つぎつぎと事件がおこります。たくましく生きる下町の家族の日常をユーモラスに描いた名作。小学校上級以上。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
art_mr
1
子だくさんのラッグルス家の兄弟それぞれに焦点を当てた短編集。最終章はイマイチだったけれど、子供達それぞれを主人公に描かれていた各章はユーモラスで冒険性があり、かなり面白かった。2017/08/26
斑入り山吹
1
思わず吹き出すこと多数。著者の目が温かいんだね。出てくるお金持ちの心が温かいのは、著者の出身がそちら側だったからなのかな?著者の手による絵が説得力がある。現在から見たらリリー・ローズなんてちっとも太くないじゃない!石井桃子氏の翻訳は1957年だけあって確かに古さを感じさせなくもないが、話が書かれた時代(1953年)をむしろ感じさせてくれて悪くないと思う。復刊後はどうなったのだろうか?この著者にほかにも後世に残る作品はないかもしれないが、1冊きりの名作をきっちり残していく岩波少年文庫はやはり大したものだ。2012/07/05
くもりーな
1
面白い!! 是非復刊してほしい と思っていたら5月に復刊!!★★★★★
cloud9
0
さらに古いカバーなしの版を読みました。下町英語の訳に苦労の跡が…2015/06/26