出版社内容情報
子どもたちに友情と正義を訴えつづけてきたイタリアの名作.小学4年の少年エンリーコの日記に,「母をたずねて三千里」などの話や,父母の真情あふれる手紙を添えた,愛の物語.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
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アニメ『母をたずねて三千里』の原作。 小学3年生(10歳)のエンリーコ少年の、新学期の10月から翌年7月までの学校で過ごした日記。主人公マルコじゃなかった(笑) このお話がアニメになったのではなく、一説の「アペンニーノ山脈からアンデス山脈まで(わが母いずこ)」だけ。マルコじゃないはずです(まだ言う)。2021/06/06
utaki
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電車で読んでたんだけど、じわじわくる。 古典的な内容なだけに涙ぐみそうになる。2014/02/05
KiKi
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う~ん、いい話だぁ! 確かに説教臭いと言えば説教臭いし、現代感覚からすると冗長に感じられるところもないわけじゃないけれど、それでもこの本の説教は KiKi には鼻につかないんですよね~。 それは根底に「人に対する尊敬」だとか「親子の間に流れる愛情(それもベタベタしたものではない)」だとか「自分を育ててくれた人・国に対する感謝」だとか、ちょっと眩しすぎるけれどそれでも可能であればそういう気持ちを自分も持ちたいと思わせてくれる、人間の根源にある「社会性への指向」みたいな部分の一番ピュアな形が描かれているか2010/09/06
Mimi
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誰でも一年の記録をつければ、それは″物語″になるのだと思う。読み始めてすぐに、道徳の教科書みたいな内容かな、なんて思ったけれど、これは、それよりずっと高尚な″物語″でした。新学期から始まる描写、あの緊張感がまざまざとよみがえります。忘れていた感情が、幾度も思い返される不思議な一冊です。 ″毎日をその前の日よりはもっと良く、もっと情愛のあるものにすることをあなたの規則になさい″ これは自分のためだけでなく、自分といる相手のためになるのだと気づき、すんなりと、善い人間になろうと思えてしまいました。2020/12/25
きたりん
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大の大人が号泣です。何度も泣きました。(下巻も同様)1995/10/16