著者等紹介
バーン,ドリス[バーン,ドリス] [Burn,Doris]
1923‐2011。作家、イラストレーター。オレゴン州、ポートランド生まれ。オレゴン大学、ハワイ大学、ワシントン大学で学び、結婚後はワシントン州の北西、サンフアン諸島のなかのウォルドロン島に移り住んで、4人の子どもを育てた。その後ニューヨークの出版社へイラストレーションの持ちこみをはじめ、最初の作品である『アンドルーのひみつきち』で、1965年にワシントン州知事芸術賞を受賞
千葉茂樹[チバシゲキ]
1959年、北海道生まれ。出版社勤務を経て、現在は翻訳家。絵本から読みもの、ノンフィクションまで幅広い作品を手がける。『ゴハおじさんのゆかいなお話』(徳間書店)で産経児童出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chiaki
36
寝る前の読み聞かせ。モノクロ絵本。ものづくりが好きなアンドルーだけど、家族の誰も理解を示してくれず遂に家出を決行。遠く離れた原っぱに自分だけの秘密基地を完成させると…。跳ね橋の小屋いいなぁ♡お利口なサムの存在に次女も気に入った様子。これは童心をよみがえらせてくれると同時に、子どもはこうして大人たちの愛情の下、自由にのびのびと過ごせるべきだよなぁと痛感させられました。2022/01/27
小夜風
32
【図書館】5人兄弟の真ん中のアンドルーはいつもひとり。でも忙しくてそれどころじゃないからちっとも寂しくなかった……って、いきなり大掛かりな仕掛けを作り出してビックリ(笑)!アンドルー凄い才能だね。でも家族は誰も認めてくれなくて、アンドルーはついに心を決めます。アンドルーの作った秘密基地ってば、ちょっとしたテーマパークのよう!凄く楽しそうでした♪2015/09/23
ヒラP@ehon.gohon
27
主人公アンドルーの作るものは、どれも素晴らしい作品です。家では迷惑がられて許してもらえない彼は、森の奥に秘密基地を作ることにしました。 次々集まってくるお友だちの家まで作って、まるでテーマパークのようなスケールの大きさは圧巻です。 才能を認められて良かったですね。2023/07/06
みーなんきー
26
中間子の私は、アンドルーの気持ちがよくわかる。親にも、上の兄弟にも、下の兄弟にも相手にされず、ひとりで飄々と遊んでいる。自由で無干渉でいられるのには慣れっこだ。なかなか気持ちの良いスカッとするお話。黒一色のペンでこの世界感を出せるのは、才能ですねー。是非絵本を描き続けてほしい、無駄にしないでほしいタレントです。2019/02/22
sui
26
秘密基地・・・と聞いてわくわくする気持ち。予想を遥かに超える、楽しいお話だった。兄弟の中で孤立しているアンドルー。家の中では邪魔者扱いされ続け、ついに家を離れ自分だけの秘密基地を作ることを決意する。すると、他の友達もやってきて・・・。秘密基地を作りたがるのは、自分だけの世界が欲しいという成長の証なのかも知れない。2016/09/18




