出版社内容情報
明るい日差しに誘われて庭へとびだした子どもたちは，庭師のおじさんに導かれながら，落ち葉をどけ，土をたがやし，種をまきます．水やりや草ぬきも遊びのうち．虫や鳥もやってきます．夏にはパーティーをひらきましょう．戸外での発見，花や野菜を育てるよろこびをいきいきと描いた絵本．『クリスマスってなあに？』の姉妹編．
内容説明
でておいで、でておいで、お日さまがよんでるよ。そだてるってこんなにたのしい。
著者等紹介
ロビンソン，ジョーン・Ｇ．［ロビンソン，ジョーンＧ．］ ［Ｒｏｂｉｎｓｏｎ，Ｊｏａｎ Ｇａｌｅ］
１９１０‐１９８８。イギリスのバッキンガムシャー州生まれ。チェルシー・イラストレーター・スタジオで学ぶ。１９４１年に結婚し、２人の娘、デボラとスザンナをもうける。クリスマスカードや挿絵の仕事をしていたが、やがて自分でも子どものためのお話を書くようになる
こみやゆう［コミヤユウ］
小宮由、１９７４‐。翻訳家、編集者。幼少期を東京で、学生時代を熊本で過ごす。大学卒業後、児童図書出版社に勤務。その後、留学をへて、子どもの本の仕事に携わる。２００４年より東京・阿佐ヶ谷で、家庭文庫「このあの文庫」を主宰（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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吉田あや
70
朝露に濡れた庭の草。お日さまが輝き、落ち葉の下には小さな葉が芽吹き、虫たちも動き始めた冬の終わり。やって来る春を前にわくわくしながらブロッサムおじさんと庭を整えていく子供たちの姿が、3色刷りのレトロ印刷で生き生きと描かれていく。何日もかけて土を耕し、指で小さな穴を作り、そこに種をそっと埋める。子供の頃、母や友達と綺麗に咲く花を待ち侘びながら種を蒔いた記憶が蘇り多幸感に包まれる。お日様が照らし、雨が降り注ぎ、てんとう虫がアブラムシを取り、ミミズが出入りしながら土壌の風を通してくれる。（⇒）2020/04/09
野のこ
50
冬が終わり春が近づくこの季節にふさわしい絵本。装丁の可愛さをそのまま物語に、絵と文章がリズミカルな構成は楽しかったです。元気な子どもたちはお花みたいに可愛く賑やか。がっつり具体的な種まきの記載は参考になりそうです。お花の横でのお昼寝に、林檎の木のブランコ。お庭での理想な過ごし方にときめきました。ちゃっかり野菜を植えるのも、それを狙う鳥さんに水飲み場を作るのもナイス★2018/03/01
♪みどりpiyopiyo♪
42
でておいで、でておいで、お日さまがよんでるよ。明るい日差しに誘われて外へとびだした子どもたちは、庭の手入れを始めます。■なんて可愛くて誇らしい絵本♪ 冬の終わり、春の訪れから夏のガーデンパーティまで、植物を育てる喜びに満ちて。■作者は『テディ・ロビンソン』シリーズや『思い出のマーニー』の人。縦長で小ぶりな判型と、焦げ茶、ピンク、青緑の重ね刷りがレトロでスタイリッシュ☆ ■育てるってこんなにたのしい。お庭で過ごす喜びが生き生きと伝わってきました ( ' ᵕ ' ) （1947年）（→続2018/04/12
tokotoko
35
読友さんの感想で出逢えた本。イギリスのバッキンガムシャー州生まれの作家さんの本。もう、絵が可愛くて可愛くて・・・！めくってもめくっても、最後まで、ずーっと可愛いです！お話は、タイトル通り、庭のお話ですが、いろんなことを教えてくれます。不思議なことに、こんな短いお話なのに・・・たくさんのものが「動く」！だから、読んだ後、私も動こう！って思える。止まっちゃいそうなときに、また読みたい！だから、買う！2014/02/02
chiaki
33
『思い出のマーニー』の作者による文と絵。ピンクと緑と茶色の三色刷りなのが魅力的！大人が読んで、眺めて、楽しめる、ものすごぉく可愛らしい絵本です。途中、躍動感ある虫のイラストには思わず「！」となるも、芝生で本とドリンクを傍らに寝転ぶ子どもたちのイラストには羨ましさにため息がもれる♡唯一セリフのないパーティーのイラストには「まぁ♡♡♡」なんて言っちゃったり❣❣春を待ちわびる今だからこそ、手元に置いておきたい一冊です！2018/03/16
